今週、F1上層部が、2012年カレンダーの中で懸念が生じているいくつかのレースに関して話し合いを行う。議題に上るのはバーレーン、韓国、オースティンでのUS GPであるとみられている。
バーレーンGPの開催は国内の政情に左右される。韓国GPは財政上の問題を抱えており、バーニー・エクレストンに対して開催料金の値下げを求めているが、エクレストンはこれに応じるつもりはないと述べている。
バーレーンと韓国のいずれかが開催不可となれば、カレンダー落ちしたトルコGPの復活が検討されるようだ。
エクレストンは、バーレーンと韓国の開催を望んでいるものの「様子を見ていこう」と述べている。
オースティンについては、新サーキットの建設は進められているものの、主催する会社自体が問題を抱えているとエクレストンは述べている。
「(コース建設に関しては)彼らは全く苦労してはいないと思う。社内に不一致があるようだ」
2012年に予定どおりオースティンのグランプリが開催されると確信しているかと聞かれ、エクレストンは次のように答えた。
「1カ月前に(インドGPが)100パーセント開催されるかと聞かれたら、私は『分からない』と答えただろう。だから開催日の1カ月前に聞いてくれ」
エクレストンはオースティンでの開催が遅れても大きな支障はないと考えている。アメリカではすでに2013年のニュージャージーでのF1開催が決まっている。
「来年か再来年に開催できるだろう。別に世界の終わりではない」