3シーズン目を迎えるGP2アジアシリーズのカレンダーが発表された。2009年のF1最終戦と併催されるアブダビラウンドを皮切りに、10年3月14日のF1開幕戦バーレーンと併催の最終戦まで4ラウンドをふたつのサーキットで展開する。GP2では、世界的な経済状況を考慮しつつも、魅力あるシリーズとするため検討した結果このようなカレンダーとなったとしている。
カレンダーは下表の通り。アブダビで2ラウンド行った後、バーレーンへと移り2ラウンド開催される。08〜09シーズンの6ラウンド12戦と比較すると2ラウンド減、開催サーキットはわずかふたつ、しかも両開催とも中東圏ということで移動コストが大幅に縮小されることになる。
GP2のシリーズオーガナイザーのブルーノ・ミシェルは「経済的にも十分考えられたカレンダーをこうして発表できることをうれしく思う。レースプログラムをまとめることで、レースを魅力あるものとした上でコストを削減し、それによってシリーズを健全なものとし続けることができる」と説明する。
「昨シーズンの6ラウンドと比較して4ラウンド、しかもすべて中東で行うことでロジスティクス面で誰にとっても納得いくものとなった。その後のシーズンについてのレース数は、状況にあわせて改定しくつもりだ。
世界中、特に中東方面からの注目を集めて2シーズンを行ってきたが、新シーズンは新しいサーキットで幕を開け、シリーズの50%がF1との併催となる。26人のドライバーが毎戦しのぎを削る来シーズンもこれまで同様、エキサイティングなものとなることは間違いないと私は思っている」