2013年アブダビグランプリ決勝

ベッテル、2ストップ戦略でアブダビのトワイライトレースを制す

2013年11月3日、ヤス・マリーナ
今シーズンのチャンピオンを獲得したレッドブルのセバスチャン・ベッテルが、アブダビグランプリを制しました。ベッテルは、P Zeroイエロー・ソフトコンパウンドでスタートし、続く2スティントをP Zeroホワイト・ミディアムで走行しました。

大半のドライバーがソフトタイヤでスタートする中、ミディアムタイヤでスタートしたドライバーは、マクラーレンのジェンソン・バトン、ウィリアムズのバルテッリ・ボッタス、ザウバーのエステバン・グティエレス、フォース・インディアのエイドリアン・スーティル、ロータスのキミ・ライコネンでした。ライコネンは、車両違反で予選結果から除外されたため、最後方グリッドからスタートしました。

スタートからトップに立ったベッテルは、14周目にソフトからミディアムコンパウンドへ交換する1回目のピットストップを行い、トップのままコースへ戻りました。フォース・インディアのポール・ディ・レスタは、ソフトタイヤによる最長の第1スティントとなった20周を走行しました。一方、チームメイトのスーティルは、ミディアムによる最長の第1スティント28周を走行しました。この戦略が功を奏し、ディ・レスタは11番グリッドのスタートから6位を、スーティルは17番グリッドのスタートから10位を、それぞれ獲得しました。

ベッテルは、トップの座を譲ることなく、37周目にミディアムへ交換する2回目のピットストップを行い、チームメイトのマーク・ウェバーに30秒差をつけて優勝しました。レッドブルは、今シーズン3回目のワンツーフィニッシュと、チーム通算100回目の表彰台獲得を達成しました。フェラーリのフェルナンド・アロンソは、ソフトタイヤで11周の最終スティントを走行する戦略を採ったことにより、終盤に数台をオーバーテイクして5位でフィニッシュしました。マクラーレンのジェンソン・バトンは、ミディアムタイヤで44周を走行しました。レース序盤のフロントウィング損傷によるピットストップがなければ、バトンは1ストップ戦略を遂行できたものと見られます。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:
「まず、優勝したセバスチャン・ベッテルを祝福したいと思います。両コンパウンドの摩耗とデグラデーションのレベルが良好だったため、ソフトタイヤでも長い第1スティントが可能となり、多彩な戦略が展開されました。セバスチャンは、予選で使用せず決勝に残した新品のミディアムタイヤ2セットを最大限に活用し、トップの座を一度も譲らない見事なレースを行いました。例年通り、決勝を通じて大幅な路面の改善と温度の低下が見られましたが、おそらく我々が想定したほどではありませんでした」

コンパウンド毎のラップタイム上位:
ソフト
1 アロンソ 1分43秒434
2 ボッタス 1分44秒351
3 スーティル 1分45秒609

ミディアム
1 ベッテル 1分43秒893
2 グロージャン 1分44秒301
3 ウェバー 1分44秒364

最長スティント
ソフト 44周(バトン)
ミディアム 28周(スーティル)

Truth-O-Meter:
55周で争われるアブダビグランプリの戦略として、我々は1ストップを予測しましたが、2ストップが主流のレースとなりました。アブダビは、レースの進行とともに温度が低下し、タイヤの摩耗とデグラデーションに直接的な影響を及ぼすため、シーズン中で戦略の予測が難しいレースのひとつとなっています。

我々が予測した2ストップ戦略は、ソフトでスタートし、9周目にミディアムへ、32周目にミディアムへという戦略でした。ベッテルは、同様の戦略を採りましたが、より長いスティントを走行し、14周目と37周目にピットストップを行いました。

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