2014年のF1テクニカルレギュレーションの関係で、いくつかのチームのマシンの先端が“醜い”かぎ状のデザインになると予想されている。
来季F1レギュレーションでは、ノーズチップの高さは185mm、フロントバルクヘッドの最大高は525mmに定められている。
しかし規則によって求められるノーズチップの断面は比較的小さいため、チームはこのエリアの幅を最小限にし、シャシー下への空気の流れを最適化しようと考えるものとみられる。
そのため、クラッシュテストにパスした上で空力面の効率化を図るため、高く幅広いエリアから細いノーズチップの延長部が飛び出すようなデザインが採用されることになると考えられる。
すべてのチームがこのデザインを採用するとは限らないが、いくつかのトップチームはこれが最適なソリューションであると考えているようだ。
F1の技術分野で重要なポジションにつくある人物が、美観を改善するために変更を求めたものの、十分な同意を得られなかった。
レッドブルのチーフテクニカルオフィサー、エイドリアン・ニューエイとマクラーレンのスポーティングディレクター、サム・マイケルは、来季F1はフロントインパクトストラクチャーの関係で“醜い”デザインになりそうだと認めている。
「ローノーズが問題なのではない」とマイケルは説明する。
「問題は、クラッシュテストでパスするために設ける変化だ。大部分のチームがひとつのソリューションに行き着くだろう」
「シャシーの高さが問題なのではない」