初日のフリー走行でコース上にいくつか問題点が浮上していることを受け、サーキット側が2カ所のコーナーを今夜中に改修することが分かった。

 英AUTOSPORTは、FIAのレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングがドライバーズブリーフィングで2カ所の改修に同意したとして、ターン16とターン18にある縁石を改修することになったとレポートしている。

 ターン16は午後のセッションで山本左近がスピンを喫した場所だが、他のマシンもコーナーのエイペックスでマシンの底を打っているとして、トラック自体より低い位置に設置されている縁石を高くする措置がとられることになった。

 さらに、最終コーナーのターン18では、マシンがコーナーをカットして砂埃とダートをまき散らすのを避けるために、縁石がエイペックスよりも低くされる。フリー走行では、こうしたかたちでコース上に多くの砂埃が乗っているため、一晩をかけて清掃作業も行われるようだ。

 また、複数のドライバーが懸念を示していたピットエントリーについても微調整が加えられる。Motorsport.comは、コース上の白線が取り除かれることになり、ピットインするマシンが減速を最小限に留めてピットロードに入ることができることになったとしている。

 なお、中継映像で1コーナーなどブレーキングポイントの路面が波打ってきているのではないかという指摘に対しては、ブリヂストンの浜島裕英MS・MCタイヤ開発本部フェローが路面に問題ないことを確認している。

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