2013年F1第2戦マレーシアGPは23日、セパン・インターナショナル・サーキットで公式予選が行われ、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが2戦連続、通算38回目のポールポジションを獲得した。
現地時間16時(日本時間17時)から行われた公式予選は、セカンドラウンドのQ2途中から雨の影響を受けることとなった。そのなか、最終ラウンドのQ3に進出したのは、レッドブル、フェラーリ、マクラーレン、メルセデスの各2台とロータスのキミ・ライコネン、フォース・インディアのエイドリアン・スーティルという10台。開幕戦から好調をキープするフォース・インディアのポール・ディ・レスタは、雨のQ2でアタックのタイミングを逸しあえなくノックアウト。また、ライコネンとは対照的にマシンに原因不明の問題を抱えるロメイン・グロージャンも同じくQ2敗退を喫した。
ウエット路面のなか、全車が浅溝のインターミディエイトタイヤでアタックをかけたQ3では、路面コンディションが回復していく難しい状況のなか、各車ラストアタックでベストタイムを更新する展開となったが、ここでトップタイムをマークしたのは王者ベッテル。ただひとり1分50秒台を切る1分49秒674というタイムで開幕戦に続くポールポジションを手に入れた。
一方、F1復帰後の初ポールも期待された前戦ウイナーのキミ・ライコネンはウエット路面に苦戦し7番手。ベッテルのチームメイト、マーク・ウエーバーもメルセデスのルイス・ハミルトンに及ばず5番手に沈んだ。
そんなライバルを尻目に2番手、3番手につけたのがフェラーリ2台だ。「雨に助けられたかもしれない」と予選後の記者会見で振り返ったフェリペ・マッサは、エースのフェルナンド・アロンソを2戦連続アウトクオリファイする走りで見事フロントロウを手に入れた。