7日、都内で、2011年の全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの概要発表会が行われ、16台が参加するエントリーリストが公開されたほか、そのうち15人のドライバーが顔を揃え、今季の力走を誓った。
この日の発表会では、2011年のフォーミュラ・ニッポンに参戦するドライバー、監督が紹介されたほか、今季の開催スケジュールとレースフォーマットが明らかにされた。ドライバー面では、次回のテストにセルビア人のミロシュ・パブロヴィッチを起用すると発表したKONDO RACINGがTBNだったほかは、15人のドライバーが決定。この日の発表会に顔を揃えた。
今まで明らかになっていなかったメンバーとしては、アレキサンドレ・インペラトーリ、国本雄資といったルーキーが参戦決定。大嶋和也がPETRONAS TOM'SからTeam LeMansに移籍が決定。また、チーム名としては、10号車がこれまでのHFDP RACINGからREAL RACINGに、CERUMO・INGINGのチーム名にProjectμがついた。さらに、KCMGもSGC by KCMGに変更されている。
また、この日の発表会では、レースフォーマットについても公開され、決勝レース距離は220kmから280kmというレース距離で、予選方式はFUJI SPRINT CUPをのぞき全ラウンドでノックアウト予選を採用。なお、ノックアウト予選のQ2、Q3は既報のとおり、7分間に短縮されている。
今季は鈴鹿、もてぎ戦でEnjoy Hondaが、富士戦、SUGO戦でトヨタのイベント“わくわくトヨタ(仮称)”が開催される予定となっており、開幕戦と第3戦がバイクも楽しめる2&4レースとなるなど、これまで以上にファミリーがクルマを身近に感じたりできるように配慮されている。今季はFN09シャシー導入3年目ということもあり、各チームの戦力差がより接近することが予想されている。中嶋一貴の参戦など、注目の多いシーズンになりそうだ。