モータースポーツの写真を撮影するプロカメラマンで組織される日本レース写真家協会(JRPA)は、2012年の“JRPAアワード”として、会員65名の投票により大賞としてフォーミュラ・ニッポン王座を獲得した中嶋一貴、特別賞としてMotoGP最終戦で2位を獲得するなど活躍した、中須賀克行を選出した。
このJRPAアワードは、「記録や戦績だけではなく、むしろその競技においていかにフォトジェニックで、我々フォトグラファーの写心をくすぐる存在であるか」というポイント選ばれる賞。競技スタイルや立ち振る舞いがカメラマンにとって魅力的であり、常に話題や撮影機会を提供し得る存在であり、“いかに「アツく」してくれるか”と言う視点で選ばれている。
大賞に選ばれた一貴は、2012年はフォーミュラ・ニッポンでチャンピオンを獲得、スーパーGTやWEC世界耐久選手権など多くのレースで感動的なシーンを提供してくれたほか、フォトジェニックな存在であり、気さくなキャラクターでカメラマンのリクエストにも快く応える姿勢が評価されたという。
また、二輪ライダーの中須賀は、鈴鹿8耐でのポールポジションからの転倒、全日本最終戦での転倒からのチャンピオン獲得、MotoGP最終戦に代役参戦しての2位表彰台獲得など、ドラマチックな展開のレースで数々のシャッターチャンスを提供してくれたことが選考理由となっている。
JRPAアワードにはこれまでも多くのドライバー、チーム、そしてマシンが名を連ねている。来年はどんなシーンが展開され、JRPAアワードを獲得するのだろうか?
JRPA AWARD歴代受賞者:(敬称略)
第1回(2005年)大賞:服部尚貴/特別賞:伊藤真一
第2回(2006年)大賞:鈴鹿サーキット/特別賞:北川圭一
第3回(2007年)大賞:ヨシムラジャパン/特別賞:大嶋和也
第4回(2008年)大賞:松田次生/特別賞:石井正美
第5回(2009年)大賞:ホンダNSX/特別賞:青山博一
第6回(2010年)大賞:小林可夢偉/特別賞:伊藤真一
第7回(2011年)大賞:水谷勝/特別賞:アンドレ・ロッテラー