2014年F1におけるプレシーズンテストの日程および日数に関しチームは協議したものの、意見が割れ、最終決定に至らなかった。一方、シーズン中のテストを復活させるという提案は却下された。
2014年F1では1.6リッターV6ターボエンジンが採用されることが決まっている。この大きな変化に対応するため、チームは2014年に限りテストプランを従来の形から大幅に変更することを検討している。
現在のF1スポーティングレギュレーションでは1月のテストは認められていないが、来年は1月からプレシーズンテストをスタートするという決定が下される見込みとなっている。しかし細かい部分ではまだチーム間で意見の調整がなされていない。
バルセロナで行われたF1スポーティング委員会会合において、2014年のプレシーズンテストのプランについて話し合いが持たれたが、チーム間で完全な意見の一致は見られなかった。
1月と2月の間に12日間テストを行うという案を5チームが支持、1月と2月の間に15日のテストを行うという案を5チームが支持、残り1チームは2月に12日間のテストを行うことを希望している。
つまり10チームが1月にテストをスタートする案を支持し、6チームが今年同様4日間のテスト3回を行うことを望んでいる。
今回チームの間ではっきりした決定が下されなかったため、6月に開催される世界評議会においてFIAが最終的な決断を下す可能性がある。
しかし来年は1月にテストを行えるよう規則が変更されるのは間違いないと見られている。
フェラーリが提案した、シーズン中テストの復活に関しては、必要な数の支持が得られなかった。
フェラーリはシーズン中に9日間のテストを行うことを提案したが、5チームの賛成票しか集まらなかった。
一方、今年は若手ドライバーテストを1回のみ行うことで、チームは合意した。昨年はシルバーストン、マニ-クール、アブダビに分かれてテストが行われた。
今のところ、今年は7月7日のドイツGPと7月28日のハンガリーGPの間にシルバーストンでテストが開催されることが予定されている。