アジアを舞台とするラリーレイド、2015年アジアクロスカントリーラリー(AXCR)が8月8日(土)、タイ北部のチェンマイで開幕した。今回は開催20回目の記念大会。ラリーカーは9日(日)にチェンマイをスタートし、タイ北部の各地で競技を行い、14日(金)にチェンマイでフィニッシュというルート設定である。6日間で約2500kmを走行し、そのうち約1060kmがSSというダイナミックなラリーだ。
昨年のAXCRはタイのパタヤがスタートで、カンボジアの首都プノンペンでフィニッシュというコース。降雨量が少なかったこともありかなりハイスピードなラリーとなった。しかし、今年のタイ北部は降雨量が多く森林地帯は非常にマディな路面コンディションになっているようだ。より冒険ラリー、あるいはサバイバルラリー的なキャラクターが強まっていると予想される。
今回は20周年の記念大会にふさわしく、日本人ドライバーは豪華な顔ぶれが揃った。前回、日本人最上位となる4輪総合4位に入った車椅子の元Moto GPライダー、青木拓磨は再びいすゞmu-Xで参戦。そして日本ラリー界のレジェンド、篠塚健次郎がスズキ・ジムニーで、塙郁夫がトヨタ・FJクルーザーで、新井敏弘がいすゞD-MAXで久々にラリーレイドに出場するのも大きな話題だ。
2013年、2014年と唯一プラグインハイブリッドカーの三菱アウトランダーPHEVで出場した青木孝次は、今回もアウトランダーPHEVで参戦。マシンはオーバーフェンダーが装着され、悪路走破性向上のため車高が大幅に高められている。そして、ハイブリッドシステムに関しても、バッテリー容量の拡大やモーター&ジェネレーターの強化によりかなりパフォーマンスが上がっているようで、好結果が期待される。
現地でマシンの最終確認テストを行った青木は「ハンドリングの決めてとなるS-AWCやブレーキの最終セッティングを詰め、かなり満足できる仕上がりとなりました」と、コメント。青木はツーアンドフォーモータースポーツからのエントリーとなるが、今年も三菱のエンジニアが大会期間中チームをサポートするようだ。
明日の競技初日レグ1は、チェンマイをスタートし、ミャンマー国境に近い北西の都市メーホーソンを目指す。SSの距離は約176km、リエゾンは約205kmで総走行距離は約381km。SSの途中には大きな河渡りがあるなど、選手達はいきなり難関と対峙することになる。
