FIA世界モータースポーツ評議会会合において、2016年F1にエンジン音を大きくするためエキゾーストデザインを変更するという案が承認された。
2014年に新たにターボハイブリッドエンジンが導入されて以来、F1のエンジン音が小さく迫力がなくなったとして、一部ファンなどから批判の声が上がっていた。
この問題を解決するためにさまざまな手法が検討され、昨年は“トランペットエキゾースト”などのテストも行われている。
5月にMotorsport.comは、エンジンマニュファクチャラー4社がFIAの依頼により調査を行った結果、排気口をふたつ設けるという案が出ていると伝えていた。
FIAは今週水曜、来季に向けF1マシンのエキゾーストレイアウトを変更することを発表した。
「2016年には、全車が別個のウェイストゲートテイルパイプを備えなければならず、すべての、および唯一のウェイストゲート排気がそれを通らなければならない」とFIAの声明には記されている。
「この措置はマシンのサウンドを高めるために取られるものであり、パワーや排出に大きな影響は一切及ぼさない」