2014シンガポールグランプリ フリー走行
スーパーソフトとソフト間の性能差は、ラップあたり約2.5秒
シーズン中で最多のコーナーが存在するサーキットで、3ストップが予想される
2時間近くを要するレースで、戦略が重要となる
2014年9月19日、シンガポール
23のコーナーが存在するシンガポールは、シーズン中で最もツイスティなトラックであり、決勝もこのトラック同様に紆余曲折な展開が予想されます。
夜間に行われるグランプリとはいえ、本日行われたフリー走行セッションでも見られたように、気温や特に湿度は非常に高くなります。ランオフエリアが限定されていることもあり、シンガポールはシーズン中で最も予測不可能なレースのひとつとなっています。
セーフティーカー導入にも依りますが、3ストップが主流となりそうです。今週末用に選択されているP Zeroレッド・スーパーソフトとP Zeroイエロー・ソフト間の性能差は、これまでのところ、ラップあたり約2.5秒です。このギャップは、ペースマネージメントと、トラックがラバーインしてクリーンな状態になるにつれて若干縮まるでしょう。午前中の走行前に短いレインシャワーがあった今日の路面は、サポートイベントによるデブリが残っている状態でした。
コンパウンド間のタイム差により、スーパーソフトが予選でのメインタイヤとなることは明らかで、これがレース戦略全体にも影響します。シンガポールグランプリは平均速度が遅いことや頻繁に中断が入ることから、過去にはレースの制限時間である2時間に達したこともありました。そのようなことから、各チームはピットストップのタイミングで少しでもアドバンテージを得ようとするため戦略が極めて重要になります。
本日の最速タイムは、メルセデスのルイス・ハミルトンが、FP2でスーパーソフトを使用して記録した1分47秒490でした。FP1で最速タイムを記録したフェラーリのフェルナンド・アロンソは、FP2でハミルトンにわずか0.1秒程度及びませんでした。
ポール・ヘンベリーのコメント:
「両コンパウンド間の性能差が予測よりも若干大きくなっていますが、シンガポールのトラック特性とコンディションによって、このギャップが明日以降も大きく変化することはないでしょう。セーフティーカー導入率が高いことと、スーパーソフトのスピードのアドバンテージによって、予選開始直後から戦略は重要な要素になります。戦略は柔軟である必要があり、我々は3ストップを予測しています。ソフトとスーパーソフトのデグラデーションレベルに大きな差は無く、ここシンガポールでの最大の課題は、やはり熱によるデグラデーションだと思います。最適なレース戦略を見極めるためには明日のデータも分析しなければなりませんが、タイヤマネージメントが重要な役割を演じることは明らかです」
FP1
1/アロンソ/1分49秒056/ソフト新品
2/ハミルトン/1分49秒178/ソフト新品
3/ロズベルグ/1分49秒205/ソフト新品
FP2
1/ハミルトン/1分47秒490/スーパーソフト新品
2/アロンソ/1分47秒623/スーパーソフト新品
3/リカルド/1分47秒790/スーパーソフト新品
本日の統計:
走行距離*
スーパーソフト/1,547
ソフト/3,900
使用セット数**
スーパーソフト/22
ソフト/66
最多ラップ**
スーパーソフト/21
ソフト/25
*本日のFP1とFP2での全ドライバーによる総走行距離(km)
**コンパウンド毎の全ドライバー統計
今日の豆知識:
歴史的に、シンガポールグランプリにおけるセーフティーカー導入率は100%です。すなわち、グランプリが初めて開催された2008年以降、決勝中に少なくとも1回セーフティーカーが導入されています。シンガポールグランプリで優勝したドライバーは、セバスチャン・ベッテル、フェルナンド・アロンソ、ルイス・ハミルトンのみです。
