「最終ラウンドは白石勇樹が2連勝!年間5勝で今シーズンを終える」
-佐伯は最終戦で3位表彰台、霜野誠友は4位入賞-
AFR CHAMPIONSHIP
Rd6(第11戦●第12戦)
珠海国際サーキット
2011年12月9〜11日に珠海国際サーキットで開催されましたAFR CHAMPIONSHIP
Buzz Sportコーディネートのドライバー3名が参戦しました。
白石 勇樹(Champ Motorsport)
第11戦:予選2位/決勝1位
第12戦:決勝1位
佐伯 和洋(Champ Motorsport)
第11戦:予選4位/決勝4位(アジア3位)
第12戦:決勝3位(アジア2位)
霜野 誠友(Champ Motorsport)
第11戦:予選5位/決勝5位(アジア4位)
第12戦:決勝4位(アジア3位)
中国での戦いを続けて来たドライバーたち上海の2連戦が終わり、舞台を珠海に移し、いよいよAFR最終戦が始まった。6月の第5戦、第6戦では猛暑であった珠海も、すっかり冷え込み、冬を迎えている。チャンピオンシップ争いも、白石勇樹かフィンランド人ドライバーLeopold Ringbomのいずれかが、この舞台でアジアチャンピオンになる。
【予選】
予選は金曜日のフリー走行の時点から一騎打ちであったReopoldと白石勇樹の一騎打ちとなり、2人が他ドライバーを1秒以上離し、他を寄せ付けない。フリー走行では2本ともトップであった白石勇樹であったが、予選ではタイミングとタイヤマネジメントに苦しみ、2番手。Reopoldは3周でしっかりとタイムを出して来た。寒い気温の中で、しっかりとベストパフォーマンスが出せる辺りは、多くの日本人ドライバーたちにも学んでほしい部分である。佐伯和洋、霜野誠友は、白石同様、タイヤマネジメントに苦しみ、佐伯4番手、霜野5番手で予選を終えた。
【第11戦】
第11戦はスタートから波乱。スタートで霜野がストールをしかけてしまい、最後尾近くまで落ちてしまう。しかしその直後に霜野の前方の車2台が追突し、セーフティーカーが出た事により、霜野は隊列に合流する事が出来た。その後、5位迄上がり、4位の佐伯とともに3位を狙うが、後一歩及ばず、そのままチェッカー。白石はスタートでやや出遅れたものの、セーフティーカーがPITに戻った次の周の最終コーナーでスリップに付き、1コーナーでオーバテイク。トップに躍り出る。そのまま2位以下を大きく引き離し、チェッカー。第6戦以来の今季4勝目を飾る。しかしLeopoldが2位に入った為、このレースでLeopoldの2011年AFR のチャンピオンが確定した。
【第12戦】
いよいよ今シーズン、最後のレース。
トップから白石は確実にスタートを決めて、独走。最終ラウンドは2連勝し、今シーズン5勝目、第3戦からの途中参戦ながら、チャンピオンシップ争いに加わり、最終的には参戦レースの半分を勝利で収める事が出来た。佐伯は4番手スタートから3番手に浮上、途中ペースに苦しんだが、何とか持ちこたえて、3位表彰台獲得。後半6レースに参加した佐伯は、アジアトロフィーを含めると全戦表彰台を獲得し安定した力を見せた。来シーズンは開幕から勝利が欲しいところだ。霜野は今回はスタートを落ち着いて決めて、最後迄表彰台争いに加わったが最後は4位でレースを終えた。AFRのデビューレースで、久々のフォーミュラであったが、今回の経験は確実に来季に活きてくるであろう。
白石勇樹のコメント
「まずは今シーズンサポートして下さった、たくさんのスポンサー様に感謝したいです。今回のレースは、スタートからチェッカーまで集中力を切らさず走る事が出来ました。チャンピオンは獲得できず本当に悔しいですが、今シーズンを「優勝」という最高の形で終えることが出来たので嬉しく思います。今シーズン培った事を来シーズンに生かせたらと思います。日本から応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました!!」
佐伯和洋のコメント
「終戦でなんとか3位でフィニッシュできましたが、週末を通してなかなかラップタイムをあげられず、思う様なレース展開に持ち込む事が出来ませんでした。今年AFRに何戦か出場しましたが、まだまだ課題が多くあるので来年に向けてより一層スキルアップを測りたいと思います。今後とも応援よろしくお願いします!」
霜野 誠友コメント
「3年振りのフォーミュラレース、1年振りのレース参戦で難しい部分もたくさんありましたが、何とか表彰台を獲得出来て良かったと思います。今回のレース参戦を応援して下さいましたスポンサー様、両親、家族、そしてBuzz Sport様、チームに本当に感謝しています。来年はまだどうなるかわかりませんが、「フル参戦決定」という良いニュースをお届けするためにこれからもしっかり活動していきます。
本当にありがとうございました。」
今シーズンもたくさんのご声援ありがとうございました。