2004年から2006年に賭けてチャンプカー・ワールドシリーズで活躍、その後NASCARに転向したAJアルメンディンガーが、来季インディカー・シリーズに参戦しシングルシーターに復帰するのではないかと噂が上がっている。
アルメンディンガーは2004年にRuスポーツからチャンプカーに参戦。06年途中にフォーサイスに移籍し5勝を挙げ、ランキング3位に輝いた。その後はNASCARに転向したが、今年7月に、禁止されている薬物を使用していたとしてNASCARから無期限の出場停止処分を受けていた。
その間、アルメンディンガーがドライブしていたペンスキー・レーシングのマシンはサム・ホーニッシュJrがドライブ。来季に向けてはジョーイ・ロガーノがペンスキーのマシンをドライブすることになっていた。
アルメンディンガーは7月の出場停止処分以降、NASCARのリカバリープログラムをこなし、火曜日、NASCARからレース復帰の許可が下りることになった。一方で、アルメンディンガーはインディカー最終戦フォンタナをチーム・ペンスキーのゲストとして訪問。オープンホイール復帰の可能性をうかがわせることとなった。
「皆のサポートに感謝を述べたい。レースに復帰できることになり本当に嬉しい。リカバリープログラムは自分をリセットすることを助けてくれたし、自分がどれだけレースを愛しているかという自分の原点を見つめ直すきっかけを作ってくれたんだ」とアルメンディンガーはNASCARに対し声明を述べている。
一方で、自分の将来についてアルメンディンガーはUSAトゥデイに対し、インディカーとNASCARを比較することには意味がないと語っている。
「インディカーとNASCARを比較することは間違ってるよ。レーシングドライバーとして僕がしたいことは何なのか、そして正しいオプションは何なのか見極めなければならない。自分の人生に何がベストなのかを見極めたいんだ」とアルメンディンガー。
「NASCARには多くのやり残したことがあると思う。だから離れたくはないと思うけど、すべてに対してオープンでいるつもりだ」
最終戦フォンタナにアルメンディンガーを招いたチーム・ペンスキーは、来季のラインナップについて、特にライアン・ブリスコについて判断を下してはいない。フォンタナでロジャー・ペンスキーは、「アルメンディンガーは我々にとってオプションのひとつになり得る」と語っている。
「彼はNASCARにとっても、インディカーにとっても有力なオプションのひとつだろう。チャンプカーで素晴らしい仕事をしたからね」