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スーパーGTニュース

投稿日: 2012.04.01 00:00
更新日: 2018.02.16 08:15

ARTA Garaiya、ピットスタートから追い上げ6位


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AUTOBACS RACING TEAM AGURI
Race Report
GT300 Class

2012 AUTOBACS SUPER GT Rd.1
OKAYAMA GT 300km Race, Final Race

2012/04/01

ピットスタートから追い上げて6位

 昨日のQ2予選の最後に高木は最終コーナーでスピンをしてしまったが、その時にタイヤにフラットスポットを作ってしまった。そのままの状態でレースを戦うのは危険なので、チームはタイヤを4本交換することを決め、レギュレーション上決勝はピットからのスタートとなった。

 朝のフリー走行は、決勝のルーティンのピットインでは左側タイヤのみの交換を見据えて左側のみ交換して走行チェックを行った。これは左側のタイヤの摩耗が右側より激しいのと、暖まっている右側のタイヤを残す事で、第2スティントのアウトラップを速くする狙いがある。ピットスタートの高木真一は24番手でレースを開始した。高木はトップグループと同様のラップタイムを刻み、5周目からは1周に1台ずつ抜いていく速いペースで、10周目には16位までポジションを上げた。さらにペースアップした高木はルーティンのピットインである27周目までに10番手までポジションをあげて、松浦孝亮につないだ。

 ピットインでは、朝のフリー走行で試した左側のタイヤのみの交換で松浦をコースへ送りだした。松浦は16番手でコースに復帰し、暖まっている右側のタイヤを十分に生かし前車を追いかける。47周目には7番手までポジションを上げ、63周目には前車の脱落もあり、ARTA Garaiyaはピットスタートからなんと6位まで順位をあげ見事なレースで開幕戦を終えた。

鈴木亜久里監督のコメント
「ピットスタートから6位まであがるなんてなかなか出来ない。ドライバーとエンジニア、メカニックはノーミスで良いレースを魅せてくれたね。次回以降が非常に楽しみになってきた。しかし、まだまだトップとの差は大きいから気を抜かずに頑張りたいです。」

佐藤真治エンジニアのコメント
「ピットスタートであった事を考えると最高の結果だったと思っています。ドライバーもメカニックも頑張ってくれましたし、作戦も全てうまくいきました。特にセカンドスティントはマシンがオーバーステアになる事をドライバーは承知のうえで左側のタイヤのみ交換で頑張ってくれたので順位を上げる事が出来たと思います。次につながるレースが出来たんではないでしょうか。」

高木真一のコメント
「予選で失敗しましたが、戦略でここまで順位を上げられた事は良かったと思います。チームもドライバーもひとつもミスをせず、全員で獲得出来た順位だと思います。トップ3のマシンとの差はまだまだ大きいので、そのギャップを埋めるのは難しいと思いますが、頑張って差を縮めていきたいと思います。」

松浦孝亮のコメント
「予選でタイヤを傷めてしまい、ピットスタートという事になってしまいましたが、6番手まで自力で順位をあげてレースを終える事が出来た事は非常に良かったと思います。まだトップの3台とは差がありますが、ブリヂストンタイヤの性能を最大限に引き出してトップ3と勝負が出来るようにしたいと思います。」


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