ARTA Garaiya、雨の予選でQ3進出も10位に

ARTA Project
GT300 第7戦 オートポリス 予選レポート

第7戦 オートポリス 予選レポート（GT300）
雨の予選、Q3進出も10位にとどまる

　午前の走行はレインタイヤの状態を見ながらセットアップを進めていった。雨量が少ない割に路面は滑りやすく、難しいコンディションで、ARTA Garaiyaは12位で午前の走行を終えた。

　午後になるとさらに雨足は強まったが、ARTA Garaiyaには雨が強い方が有利になるので期待が持てた。Q1のアタッカーは高木真一。序盤からトップグループのタイムを叩き出し、3番手前後で走行を続けた。土屋圭市からは常にプッシュするよう指示が出ていたので、セッション中はアタックを続け、最終的には5位でQ2進出を決めた。

　Q2は松浦孝亮がアタッカー。松浦はタイムアタックに入ったが、タイムを出す前に他車がコースアウトして赤旗中断。残り時間はわずかだったが、赤旗解除後のアタックでQ3進出ギリギリの10位でセッションを終えた。Q3は高木がアタックを行ったが、このセッションではコンディションが合わず10位で予選を終えた。

鈴木亜久里監督のコメント
「雨が強い時はGaraiyaのバランスもいいんだけど、雨量が少し減るとちょっと厳しいね。明日は雨が強くなると思うので、なんとか上位に行きたいね。」

佐藤真治エンジニアのコメント
「Q2はタイヤの暖まりが悪くて、残り3分ちょっとで孝亮がなんとかタイムを出してくれてQ3へ進出出来ました。しかし、コンディション的に我々が持っているものの中では厳しい戦いでした。明日のコンディションは分かりませんが、色々な状況を考えて戦略を立てていきたいです。」

高木真一選手のコメント
「久しぶりのQ3だったのですが、午前の走行から10番手前後だったので、そのくらいの位置なのかな？と思いました。我々は雨量が多い方が得意なので、Q1くらいの雨量だとそこそこ前に行けますが、Q3くらいの雨量だとこれが精一杯かも知れません。明日は荒れるレースになると思うので、ミスなくレースを展開していけば、良いポジションにいられると思います。表彰台目指して頑張ります。」

松浦孝亮選手のコメント
「去年は雨の予選で2回ポールポジションを獲得出来ましたが、今年はGT3勢のマシンの性能が上がってきているのと、他のタイヤメーカーも良いタイヤを作ってきているので、去年までのアドバンテージは無くなって、今回は10位というポジションになったと思います。明日は雨が強くなると思うので、トラブルやイエローフラッグやセーフティーカーが出る機会があると思います。そういったところでチャンスを伺い戦略で上位にいきたいです。」