ARTA Garaiya活動休止に伴う関係者コメント

金曽裕人氏（ARTA Garaiyaの設計開発担当者）のコメント
「亜久里さんとル・マンまで狙えるマシンを作ろうという話をしていました。今までのマシンの中で最も愛情を注いだマシンと言っても過言ではないですね。今はGT3などとても速い外国のマシンと唯一対等に戦えるほど高性能なマシンだと思っています。あと、オートバックスとARTAの夢をのせて走ってきた歴史上に残るマシンでは無いかと思います。本当に愛情を注いできたマシンなので、僕が死んだ時はGaraiyaのパーツを棺桶に一緒に入れてもらいたいほどです。寂しいですが、ありがとうGaraiyaと言いたいです」

新田守男選手（2003-2009年のARTA Garaiyaのドライバー）のコメント
「僕はGaraiyaには特別な想いがあります。レース人生の中の多くの部分をGaraiyaと共にしてきたというか、Garaiyaに人生を賭けていました。Garaiyaには本当に沢山の思い出もありますし、色々な勉強もさせてもらいました。複雑な想いも沢山ありますけど、自分のレース人生の中でも、何て言ったらいいか？どういう言葉が正しいか分かりませんが、人生の一部というか人生をGaraiyaに動かされてきたので、そこに賭けた色々な想いというのがあるので、このマシンでシリーズチャンピオンを獲れなかった事に悔いが残っています。大きなプレッシャーを感じながらレースを戦えたのも、今の自分があるのもGaraiyaのおかげだったと思います。このような試練や環境を自分に与えてくださった方に感謝しますし、沢山のファンの方に支えられた事も感謝しますし、またこのGaraiyaで子供たちにも夢を与える事が出来たのでは無いかと思います。それ以上に自分にもっともっと大きな夢をGaraiyaを通じてもらったので、これからの人生はそれに対する恩返しをしたいなと思います」

鈴木亜久里プロデューサーのコメント
「2003年からスタートさせて約、10年走ってきましたが、非常にポテンシャルも高く毎年毎年タイトル争いをしていました。そして皆に愛されたマシンだけに悲しさもあるんだけど、心に残るマシンになれたと思います。Garaiya Projectは休止しますが、また機会があったらGaraiyaをレースシーンに復活させて走らせたいと思っています。今週末のレースではARTA Garaiyaのポテンシャルを最大限に発揮できて、それをおみせできたのではないかと思っています」

土屋圭市エグゼクティブアドバイザーのコメント
「Garaiyaには思い入れが凄く強かったね。遅くても速くてもオートバックスが作ったGaraiyaが多くのお客さんの前で夢を乗せて走れた事は本当に意味のあることだったと思うね。ドライバーもこのマシンをドライブする時に誇りを持ってドライブしていたし、去年と今年はFIAマシン相手に苦戦して、勝ち目が少なかったけど、そんな状況でもドライバーが勝とうと誇りを持って戦おうと思えた事がこのGaraiyaの魅力だったし、嬉しかったね。これが最後じゃなくて、また復活して欲しいね。今日のレースはGaraiyaのポテンシャルを最大限に引き出して良いカタチで終われたんじゃないかな。ありがとうございました」

高木真一選手（2003-2012年ドライバー）のコメント
「最初から最後まで乗せてもらったので、沢山思い出があります。ARTA Garaiyaはタイトル争いの常連でしたし、タイトルが獲れそうで獲れなかった事は悔いに残りますが、いつもボロボロになるまで戦ってきたので、このマシンには本当に愛情があります。最後のレースを走らせてもらったので責任を感じていましたが、誇りにも思います。今日のレースはARTA Garaiyaの性能を最大限に発揮出来たと思うので、良い締めくくりが出来たのでは無いかと思っています。欲を言えば優勝したかったですが、また復活した時にGaraiyaとともに走りたいです」

松浦孝亮選手（2011-2012年ドライバー）のコメント
「自分が乗った時にはレギュレーションの問題で前を走れる事が少なかったんですが、今週のレースは今まで乗ってきた2年で最も戦闘力があったんじゃないかなと思うほど速かったです。このまま引退するのはもったいないくらいです。でもGaraiyaは10年も戦ってくれたので、そろそろ休ませてあげたい気持ちもあります。この2年間ARTA Garaiyaに乗れた事を誇りに思います」