ARTA HSV-010、赤旗で上位進出逃す

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GT500 第7戦 オートポリス 予選レポート

第7戦 オートポリス 予選レポート（GT500）
マシン良くも、赤旗で上位進出逃す

　台風17号が近づいていたが、午前のフリー走行は雨量も少なく走行は行われた。

　オートポリスは路面の舗装が新しくなったので、路面の状態が気になったが、雨のコンディションでは大きな影響は無かったようだ。

　ARTA HSV-010は新しいダンパーを投入しマシンを持ち込んだが、今朝のコンディションとのマッチングはあまり良くなかったようだが、細かい調整を進めマシンバランスは徐々に良くなっていった。ハードタイヤでセッティングを進めていたが、予選ではソフトタイヤを投入する予定だ。

　台風の影響が徐々に出始めたせいか、予選開始直前から雨が強くなりはじめた。今回の予選方式はノックダウンで、Q1はラルフ・ファーマンがアタックを行った。ラルフは慎重にタイヤを暖め徐々にタイムを更新していった。4周目のセクター1、セクター2では非常に速いタイムを刻み、Q2進出は確実かと思われた。しかし、ここで他車がコースアウトして赤旗中断になってしまった。この時点で順位は13位だったが、Q1の残り時間も少なくセッションはここで終了となってしまい、惜しくもQ2進出はならなかった。

鈴木亜久里監督のコメント
「運が悪かったね。赤旗が出る周のセクタータイムは非常に速かったので、Q2、Q3進出の手応えはあった。悔しいね。でも、マシンバランスは良いので、アクシデントに巻き込まれないように走れば良い結果になると思うので、ミスが無いようにしたいね。」

伊与木エンジニアのコメント
「タラレバを言ったらいけないんだけど、もう1周早くタイムを出せていればQ2へ進む事が出来たと思います。しかし、ドタイバーが自信を持ってアタック出来るようなマシンや状況を作っていかなければならなかったと思っています。決勝についてですが、ラルフも雨でのバランスも悪くないと言っています。明日は雨が強くなると思いますので、雨が強くなってもバランスが維持出来るようなセットを煮詰めていきたいです。」

ラルフ・ファーマン選手のコメント
「マシンの状態が良かっただけに、この結果は残念です。事前に行われたモテギでテストでは非常に良い感触があり、その状態が今朝も維持出来ていました。決勝ですが、マシンの状態は良いので、スタートで少しでもポジションを上げて上位を狙っていきたいです。」

小林崇志選手のコメント
「朝の走行では雨量が変わり、コンディションも安定していませんでしたが、マシンのセットがタイヤに合っていればかなり良いタイムが出せるので、Q3まで進める手応えはありました。明日はウェットでも良いレースが出来ると思っています。」