オートスポーツ東日本スポーツカートシリーズの開幕戦が大井松田カートランドで行われ、GT1(持ち込みカート)クラスは#31 新・湘南新宿 feat. fuu(くわっち 選手/ふーらいぼー 選手/Nammi Matznen 選手/ながせよしてる 選手組)が初参戦で初優勝を達成、GT2(レンタルカート)クラスは#1 DES SPEED オカモS(高橋 潔 選手/鹿野宏高 選手/よこっち 選手/田中 選手組)が優勝。レース終盤に連続して導入されたセーフティーカー(SC)で、GT2クラスのトップ争いは緊張感のあるものとなった。

 シリーズ2年目となるオートスポーツ スポーツカートシリーズ。その最激戦区となる東日本シリーズはGT1クラス7チーム、GT2クラスはフルグリッドの15チームの合計22シーム、84選手のエントリーで幕を開けた。
 3時間で争われる決勝は、GT1の優勝候補と目されていた2009年シリーズ2位、#36 幕ぴ☆RFアオヤマ(山中良希 選手/椿健太郎 選手/木南 翔 選手/渡邉智之 選手/下原一郎 選手組)がまさかのピットスタート。スタートを切ったものの、#36はその最初の周で再びストップ。

 ここでマシン回収のためセーフティーカーが導入されると、早くもピットへと向かい給油やドライバーチェンジを行うチームも現れる。SCが解除されたところでの総合トップはGT1クラスの#55 東京モータースポーツカレッジ。以下、GT1クラス2番手、#88 Team 道楽の会 with ARKC(ルカ 選手/のり 選手/モビィー 選手/みけ 選手組)、3番手#31 新・湘南新宿 feat. fuu(くわっち 選手/ふーらいぼー 選手/Nammi Matznen 選手/ながせよしてる 選手組)というオーダーとなる。
 しかし、SC導入中に#55はSCをパスしようとしてしまい、ペナルティーストップを科されてしまう。2番手以下が繰り上がる形で、3番手には#29 11cuter`S(ヤルノ イソベ 選手/ブルーノ アオキ 選手/フェルナンド オウミ 選手/ルーベンス ショウジ 選手組)が浮上。

 GT2クラスは#10 K3レーシング(HAT 選手/セキライネン 選手/KOIDE 選手/マイケル 選手/KITA 選手組)、#12 Team TKC(和田慎一 選手/西野賢一 選手/黒澤功一 選手組)、#2 く連隊・アカデミー(校長先生 選手/教頭先生 選手/風紀委員 選手/いきもの係り 選手組)というトップ3。GT2の09年シリーズ上位チームの多くはSC導入中にピットストップを行い追い上げる戦略を採用している。
 その後#36はレースに復帰、速いペースで差を縮めようとするが、大きなビハインドを負ってのレースとなる。

 レースは90分を過ぎ、GT1は#20 Green Espresso Racing(畑 誠司 選手/山本浩平 選手/赤川 勉 選手組)、#88、#31というオーダー。#88と#31は昨年GT2クラスで出場したドライバーがGT1へと参戦のチーム。#20を含め新規参戦チームが上位を固めている。
 GT2は#1 DES SPEED オカモS(高橋 潔 選手/鹿野宏高 選手/よこっち 選手/田中)が総合3位となるクラス首位、2、3番手に#3 く連隊105 小隊(小隊長 選手/曹長 選手/衛生兵 選手組)、#11 Team N1(櫻井 諭 選手/天本善久 選手/松崎祐介 選手/齊藤 実 選手組)の3台が上位で折り返す。

 比較的落ち着いた展開となっていたレースが、2時間を過ぎる頃から、変化が出はじめる。#55のチェーンが外れコース上にストップしたためにSCが入り、各車一斉にピットイン。「マシンは組んだばかり」という#31だが、非常に速いペースでSC解除後には再びトップに浮上。GT2は#16 コスモ会ボルテッカー(サワトモ 選手/カッキー 選手/ひでぴ〜 選手組)が首位に立つ。
 さらに残り30分を切ったところで#15 Team Xanaduex HTR(須藤耕志 選手/野澤玲二 選手/渡邊 浩 選手組)がガス欠。ここで3度目のSCが導入となる。トップの順位は不動だが、GT2クラスは#1と2番手#3との差がSC導入により7秒にまで縮まる。

 すると#55がコース上に立ち往生し、再びのSC導入。#1と#3の差が4秒程度にまで縮まってラスト10分のバトルとなる。
 必死に追う#3だが、トップ#1との間には他車が挟まる形で思うように差を縮められず、タイムアウト。GT1トップの#31が3時間のレースを制してチェッカー。#1が逃げ切りGT2優勝。

 GT1クラス2位には#20、3位に#88が入り新規参戦チームが表彰台を固めることとなった。GT2は#1に続いて#3、#7 カレッジC・エースをねらえ!(ブリッジ学長 選手/で〜ひ〜用務員 選手/ちふみん 選手/マロ博士 選手組)という表彰台メンバーとなった。
 あきらめずに走り続けていた#36、そして#55、#18 TEAM VIVID with KRR(石川 享 選手/川良宏徳 選手/川辺悟 選手/野間一 選手組)は残り数分で無念のリタイアとなっている。

 ASスポーツカートシリーズ次のレースは九州シリーズの開幕戦が4月10日、A ONEサーキットで開催される。詳細情報は下記スポーツカート情報局に掲載。

スポーツカート情報局
http://www.sportkart.info

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