AUTO GP第4戦シルバーストンを前に、ユーロノバの佐藤公哉と黒田吉隆がレースへの意気込みを語った。
今年、ヨーロッパのビッグフォーミュラシリーズ、AUTO GPに参戦している佐藤と黒田は、今週末にグランプリサーキットとして名高いイギリス・シルバーストン・サーキットでのシリーズ第4戦に挑む。
今回の一戦にランキングリーダーとして臨む佐藤は、レース経験を活かして今季3勝目を狙う。
「イギリスは2006年にフォーミュラカーレースに転向して初めてシリーズを戦った国であり、もちろん名門コースとして知られるシルバーストンも走りました。そしてAUTOGP参戦4大会目にして、初めてレース経験のあるサーキットを迎えるいま、とてもワクワクしています」と佐藤。
「2006年と2007年にはフォーミュラBMW、2011年にはF3ユーロと、何度も走っていて馴染みのある場所です。もっとも、シルバーストンは天候が変わりやすく、クルマのセッティングやピットストップのタイミングなどで難しい選択を迫られる週末になるかもしれません。しかし、チームとうまく連携して臨機応変にどんなシチュエーションにも対応できるようベストを尽くします」
一方の黒田は、これがシルバーストンでの初レースとなるが、経験者の佐藤とともに上位フィニッシュを目指す。
「イギリスのシルバーストンは、僕にとって初めて走るサーキットなので、さすがに自信満々で乗り込めるという心境ではありません。しかし、チームメイトの佐藤公哉選手はシルバーストンをよく知っています。彼のアドバイ スに耳を傾けながら、チームのスタッフとともにクルマを良い状態に仕上げて、予選と決勝に臨むつもりです。この週末は初心に返って色々と吸収しながら、歴史と伝統あるグランプリサーキットを思いきり楽しみます」