2015年アジアクロスカントリーラリー(AXCR)の競技5日目レグ5が8月13日(木)に行われ、ヌタポン・アングリットハノン(いすゞD-MAX)が依然トップを守っている。篠塚建次郎(スズキ・ジムニー)は2位のポジションを堅持。前日6位の伊藤芳朗(いすゞD-MAX)が4位に浮上し、塙郁夫(トヨタFJクルーザー)はSS3番手タイムを刻むも8位と順位は変わらず。エレクトリックカーで出場の青木孝次(三菱アウトランダーPHEV)は、順位をひとつ上げ20位につけている。

 ラリーは残すところあと2日間となり、勝負はいよいよ大詰め。しかし連日ハードな走行を続けてきたマシンはそろそろ各部が限界に達している。堅実な走りで2位を守ってきた篠塚のジムニーも例外ではなく、エンジンのスターターとインターコムが不調となった。それでも篠塚はタイ北部プレーを中心とするループステージを無難にクリアし、SS7番手タイムで2位をキープすることに成功した。

 SS距離が当初より大幅に短縮されたとはいえ、今日のコースは前半のグラベルセクションがウェットで非常に滑りやすく、難易度はかなり高かった。しかし「今日は100点満点の走りだった」という塙は、3番手タイムをマーク。マシンのスペックを考えると素晴らしい結果で、バハなどオフロードレースで活躍するトップドライバーの実力を示したといえる。

 またしても水難に遭ってしまったのはアウトランダーPHEVの青木だ。青木はSSを順調に走行していたが、深い河渡りで進むべき方向を見誤り、ドアハンドルレベルまで深みにはまった。しばらくして後続のマシンに救助されたが、水は室内にまで入り込みペダルが水につかるほどフロアに水が溜まっていた。しかし水をくみ出すための容器がなかったため、青木は着ていたシャツを脱いでフロアの水を含ませ、それを絞るという地道な作業をコ・ドライバーと共に繰り返し、何とか室内から水を抜く作業を終えた。

 電気にとって水は大敵といえるが、水に浸かっても何も問題が生じなかったのはさすがといえる。市販車の開発段階で入念な試験がなされているからこそ、ドライバーは安心して河に入っていけるのだろう。図らずもアウトランダーPHEVの安全性が実証されたといえる。

 2輪カテゴリーでは、前日河渡りでスタックして遅れた池町佳生が3番手タイムを刻み、トップに返り咲いた。2位とは僅差ながら、優勝に王手をかけ明日の最終日を戦う。

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