IZODインディカー・シリーズに参戦するブライアン・ハータ・オートスポーツ(BHA)は、インディ500を前にホンダエンジンにスイッチすることを明らかにした。
昨年のインディ500で、ダン・ウェルドンの手により優勝を飾ったブライアン・ハータ・オートスポーツは、今季開幕ではロータスエンジンを搭載する5台のマシンのうちの1台として、アレックス・タグリアーニのドライブで参戦していた。しかし、ロータス側から開発集中のためにエンジン供給をストップさせられることになり、第4戦サンパウロ戦への参戦をスキップしていた。
BHAではその後、代わりになるエンジン供給元を探していたが、インディ500以降の残りのシーズンをホンダからエンジン供給を受けることになった。
「個人的にも、ホンダファミリーに戻る事ができてすごく喜んでいるよ」と語るのはオーナーのブライアン・ハータ。
「他のホンダエンジン使用チームとともに、インディ500を迎えることをすごく楽しみにしているんだ。昨年、ダン・ウェルドンとともに飾った忘れがたい勝利を守るためにもね」
ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)の副社長を務めるスティーブ・エリクソンも、「ブライアン・ハータと彼のチームと関係を復活させることができて喜んでいる。ブライアンはホンダ、HPDと長年ともに戦ってきた。彼はインディカーにおけるメーカーコンペティションの中で、我々の主要な開発ドライバーだったからね」と喜ぶ。
「彼のチームによる、昨年のインディ500での勝利は伝説だ。インディ500ウイナーというタイトル防衛のために我々が協力できることが嬉しいし、2012年シーズンの残りのレースでの良好な関係を楽しみにしている」