BMWザウバーは、期限までにチームの売却先を見つけられず、新コンコルド協定にサインすることはできなかったとの声明を発表した。
先週BMWは今季末でのF1撤退を発表したが、チームを救済し、新コンコルド協定にサインするよう5日まで猶予が与えられていたといわれている。しかし6日、BMWモータースポーツディレクター、マリオ・タイセンが声明を発表、期限までに売却契約をまとめることはできなかったことを明らかにした。したがって現在のところチームはコンコルド協定にサインすることはできないが、今後も解決策を探していくとタイセンは述べている。
タイセンの声明は以下のとおり。
「7月29日に我々が戦略的再編成を発表して以来、ヒンウィルを本拠とするチームの売却契約を早急にまとめるべく全勢力を挙げてあらゆる手を尽くしてきた。残念ながら、全力を尽くしたものの、この努力は実を結ばなかった。時間的な余裕がなく、我々、関心を示してくれた人々および投資者は、このような複雑な取引における解決法を見いだせるだけの時間を持てなかった。従って、チームは現在のところコンコルド協定にサインすることはできない。今の目標は、今後数週間において、関心を示してくれる可能性のある人々およびペーター・ザウバーと共に解決策を見つけることである。さらに我々は、たゆまぬスポーツ上の努力を持って2009年シーズンを最後までやり遂げる」