BMWザウバーのチームボス、マリオ・タイセンは、FIA控訴院が、問題となっているディフューザーの合法性を認めた場合、そのデュフューザーを使用しているチームにそれ以外のチームが追いつくには数戦かかる可能性があると認めた。

 このディフューザーを使用するブラウン、トヨタ、ウイリアムズに対してオーストラリアで抗議を行ったレッドブル、ルノー、フェラーリに続き、BMWザウバーはマレーシアで正式に抗議を行った。これらの抗議はすべて却下され、来週の控訴院で審議されることとなった。
 もし控訴審でこのディフューザーが合法と認められれば、他の7チームは3チームに追いつくべく、同様のデザインを採用せざるをえないだろう。しかし、タイセンが言うには、これは簡単なことではないという。
「全員が(自身のバージョンを作るために作業)している」と彼はメディアに対して語った。
「控訴審が開かれ、決定が下されるのを、手をこまねいてじっと待っているわけにはいかない。作業に取り掛らなければならず、これに予算を使っていくことになる。早ければ早いほど、うまく対処できるだろう。しかしこれほど大きなギャップが2、3週間で埋まるとは思えない。当然のことながら、あれをすでに採用しているチームは、マシンの開発をさらに進めていくだろうからね」

 大多数のチームが問題の“2段式”デザインへのモディファイが可能であるようだが、レッドブルRB5に関しては、エイドリアン・ニューエイがプルロッド式サスペンションシステムを採用したため、このデザインを取り入れるには、リヤエンドを大幅に作り変える必要があると見られている。
 一方、フェラーリとマクラーレンは、まだ自身のデザインから100パーセントの力を引き出せていない。フェラーリは戦略的なミスで自滅し続けており、過去にフェラーリで戦略の指揮をとっていたロス・ブラウンは、“ビッグ2”は昨年最後までタイトル争いを行ったことが響いていると考えている。
「去年あるいは過去2年の状況が反映されている」とブラウンはセパンでメディアに対して語った。
「マクラーレンとフェラーリは選手権を争っていた。彼らが“今年に関してはもう頑張るのをやめて来年に焦点を移そう”などと言うのはかなり難しいことだったと理解できる」
「我々にとっては楽な決断だった。より賢明な決断というわけではないが、ごくごく簡単な決断だった。我々のマシンはあまいいいとはいえなかった。それに時間をつぎ込んで浪費する必要はないだろう」

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