BMWモータースポーツは、M6 GT3のデビュー戦として参戦を予定していた2016年1月14日~16日のドバイ24時間レースへの参戦を中止すると明らかにした。
M6 GT3は、BMWが2010年からFIA-GT3カテゴリーに投入しているZ4 GT3の後継マシンとして製作しているもの。7月にはこの新型マシンのデビューレースが2016年1月のドバイ24時間レースになることが明らかにされていた。
しかし、そのドバイ24時間レースへ向けたM6 GT3の組み立て作業が間に合わず、カスタマーチームへのマシンデリバリーを期限内に行うことができなくなったため、参戦を取りやめることになったという。
この参戦中止により、M6 GT3のデビューレースは2016年1月30日~31日のデイトナ24時間レースまで先送りされることとなる。このデイトナ24時間では欧州仕様とは若干仕様が異なるGTDクラスのM6 GT3とGT LMクラスのM6がデビューする予定だ。
このBMW M6 GT3は2016年シーズンのスーパーGT300クラスへも参戦すると言われており、デリバリーの遅れは日本のレースファンも気になるところ。現在BMWはカスタマー用のM6 GT3製作を急ピッチで進めており、カスタマーチームにはオーダー順にデリバリーされる予定だという。
