スーパー耐久シリーズ第5戦の予選が9月4日に岡山国際サーキットにおいて行われ、第4戦富士に続いて参戦したNISSAN GT-Rは予選3位を確保した。
今回GT-RをS耐にエントリーしたのはTEAM DAISHINで、ドライバーラインアップは大八木信行、青木孝行、田中哲也の3名。車両は前回ニスモが出走させた#23「NISSAN NISMO GT-R RC」を、#81「DAISHIN R35 GT-R」としてRS中春のメンテナンスでの参戦となった。
公式予選は青木と田中が出走し、2名のタイムの合算でST-1クラス6台(総合37台)中3位のポジションを確保。青木は「昨日の練習走行を走ってBMW Z4のタイムを見ていただけに、3位は予想していたポジションですが、ポルシェ勢の前に出られて良かった。明日は表彰台に乗れるよう頑張りた」と抱負を語った。
今週初めてドライブしたST-1仕様のGT-Rに関しては「市販車をベースにしたという印象で、R34 GT-Rの初期に似ている。まだまだこれから伸びていくと思うし、そうなればZ4と同じぐらいのスピードでも走れると思う」と好印象を得たようだ。
TEAM DAISHINとしてのレース参戦は今季初だが、注目されたのはオーナーである大八木のレース復帰。「GT-RがS耐に復帰したし、自分も復帰してみたいと思っていたところで、以前からニスモと話をしていたことが実現した。(2002年JGTC最終戦鈴鹿・青木と組みGT300クラス優勝以来)8年ぶりのレースだけれど、違和感は全然ない!」と3日の専有走行と4日のCドライバー公式予選を終えご機嫌な様子。「明日のレースでいつ乗るのかはこれからのミーティングで決めるけれど、ぜひ表彰台を目指したい。パドルシフトは楽でいいね!」と終始笑顔だった。
5日の決勝レースは、13時30分にスタートが予定されている。