スーパーGT 第1戦 岡山国際サーキット レースレポート
2012 AUTOBACS SUPER GT 第1戦 OKAYAMA GT300km RACE
開催サーキット:岡山国際サーキット
開催日 予選:3月31日/決勝:4月1日
天候 予選:晴れ~雨~晴れ/決勝:晴れ
路面 予選:ドライ~ウェット~ドライ/決勝:ドライ
入場者 予選:8,100人/決勝日:16,000人
マシン:DIJON音々CALLAWAYワコーズED
ドライバー:Takamori博士/密山祥吾
クラス:GT300
予選:21位(1'36.194)
決勝:リタイヤ(メカニカルトラブル)
■3/30 公式練習~予選■
この日は朝から雨が降り注いでおり、フリー走行はレインコンディションの中で行われた。赤旗が3度も出される難しいコンディションの中、DIJON音々CALLAWAYワコーズEDにもオイルポンプにトラブルが発生。
メカニックが懸命にトラブルの対処を行い、Takamori博士、密山共に頻繁にピットイン、ピットアウトを繰り返す。このセッションでは本格的なアタックを行わず予選に向けてのチェックを行うのみに留まった。
午後からは行われた公式予選。午前中に降り注いでいた雨は止み、太陽が時折サーキットを照らし始め、予選1回目が始まるまでにはコンディションもかなり回復していた。今回の公式予選はノックアウト方式。この予選方式ではドライバーがセッションを連続してアタックする事ができないため、Q1:密山、予選2回目(Q2):Takamori博士、予選3回目(Q3):密山という予選アタック順とした。
14時30分に15分間にわたる予選1回目(Q1)のセッションが開始されたが、公式練習時に抱えていたトラブルは予選セッションまでに修復が間に合わず、Q1開始と同時にライバル勢がコースインしていく中、メカニックによる懸命の修復作業が続けられていた。
開始3分後、なんとか修復が完了したDIJON音々CALLAWAYワコーズEDがようやくコースイン。密山はDIJON音々CALLAWAYワコーズEDの感覚を確かめながら徐々にタイムアップを図る。しかしセッション中盤にいきなり雨が降り出し、コースはとうとうウェット宣言がなされてしまう。
密山は1'36.194までタイムを縮めてきていたが、これ以上スリックタイヤでアタックする事は不可能なまでにコンディションは悪化。ドライコンディションでの予選アタックが行えなかったDIJON音々CALLAWAYワコーズEDは無念のQ1敗退となってしまった。トラブルと天候に翻弄されたかたちとなったDIJON音々CALLAWAYワコーズEDは予選21番手から追い上げる事となった。
■4/1 フリー走行~決勝■
フリー走行はドライコンディションで行われた。
Takamori博士、密山ともに決勝を見据えた準備に余念なく、着実に周回を重ねてこのセッションを終える。セッション終了後、DIJON Racingチームはミーティングを行い、決勝に向けての戦略を綿密に組み立てていた。そして監督判断の下、今回のスタートドライバーはTakamori博士が務める事となった。
ピットウォーク、セレモニーを経て、予定通り14時00分に開幕戦のスタートが切られた。Takamori博士は無難にスタートを決めるが、15周目に5速ギアより異音が発生し、その後5速ギアを完全に失ってしまった。
ミッションを庇うよう慎重に走行を重ねていたが、ピットイン直前の30周目にクラッチが作動しなくなり、4速ホールドのままピットイン。ピット作業を行い密山へとドライバーチェンジしたが、ピットアウトする刹那、車が止まってしまった。
急いでガレージ内に戻されるDIJON音々CALLAWAYワコーズEDだったが、これ以上のレース続行は無理と判断。DIJON音々CALLAWAYワコーズEDの初レースは残念ながらメカニカルトラブルにてリタイヤとなってしまった。
