2015 SUPER GT 第8戦 ツインリンクもてぎ レースレポート

日程:予選/11月14日(土),決勝/11月15日(日)
サーキット:ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)
参戦クラス:SUPER GT GT300クラス
エントラント:DIJON Racing
ドライバー:Takamori博士、田中勝輝
マシン:DIJON Racing GT-R No.48(日産 GT-R NISMO GT3 /R35)
結果:予選23位 決勝25位(GT300クラス)

 2015年SUPER GTシリーズ最終戦『MOTEGI GT 250KM RACE』が栃木県にあるツインリンクもてぎで行われた。GT300クラスは既に前戦のオートポリスでドライバー&チームチャンピオンは決定しているが、ストップアンドゴーとなるコース特性のため、抜きどころが無く、レーススタート直後から激しい戦いが繰り広げられる。

 DIJON Racingはホームコースでのレースとなり、Takamori博士が出演するTV番組のゲストレポーターとして、AKB48 Team4 岩立沙穂さんが来場して、華やかさを増すなか、DIJON Racing GT-R48号車はTakamori博士と田中勝輝のコンビで今期最後のレースに挑んだ。

■11月14日(土) 予選Q1
天候:雨 コース:ウェット
気温/路面温度:15℃/18℃

 朝から雨が降り続き、雨量は午前中よりも増え、コースは完全にウエットコンディション。予選Q1は14:00より20分間行われた。今回、予選Q1を担当するのは田中勝輝選手。

 全車がセッション開始と同時に一斉にコースイン。気温および路温が低いために、コースイン直後から各車は入念にウォームアップ走行を行う。タイヤウォーマーが禁止されているため、タイヤが適正な温度になるまで、ある程度周回をこなす必要があり、各車必死にタイヤを暖めるために周回を続ける。

 予選アタックを開始した田中選手は計測5周目に2分02秒591をマークし、その翌周には2分01秒154までタイムを短縮するも、これ以降タイムアップを果たすことが出来ず、予選23位となり、Q2進出を果たすことができなかった。

■11月15日(日) 決勝
天候:雨/曇り→晴れ 路面状況:ウエット→ドライ
気温/路面温度:21℃/21℃

 一夜明けて迎えた日曜日。昨日から降り続いた雨も午前中には上がり、路面も所々乾いた箇所が現れ始めた。天候は回復方向でグリッドへの試走時には全車スリックタイヤを装着してコースイン。

 しかし、天候は気難しく、グリッドウォーク終了間近に突然の小雨が降り始め、路面は再びウェットコンディションへ。降雨は収まりつつ、ほとんど止んでいるが、路面はウェット状態という非常に難しい状況となり、全車グリッド上でウェットタイヤへ交換してスタート進行が行われた。

 13時48分、33,000人の大観衆が見守る中、スーパーGTシリーズ最後の決勝レースがスタート。GT300クラス23番手のTakamori博士はオープニングラップの混乱を上手くかわし、19位へジャンプアップ成功。

 そして、その翌周には18位に浮上し、激しい追い上げが期待されたが、7周目に入った頃から路面が急激に渇き、リアタイヤの磨耗が激しくなった。2人のドライバーでレースを戦うSUPER GTではレース周回数1/3でドライバー交代が可能となるため、思うようにペースを上げられないakamori博士はペースを落とし、我慢の走りを強いられてしまう。

 タイヤが限界と判断して、14周を終えて、ライバル勢と比べて非常に早い段階でピットインを行ったTakamori博士。ドライタイヤに交換し、田中選手に残りのスティントを託すが、このピットストップの際にピット作業違反を取られてしまい、DIJON Racing GT-R48号車はドライブスルーペナルティを受けることになってしまった。

 レース中盤の24周目、アクシデントによる落下物回収のためにセーフティーカー(SC)が導入される。しかし、このSCは、DIJON Racing GT-R48号車には有利に働かく事はなく、逆に上位進出は非常に厳しい状況となってしまった。

 コース上の回収が終了し、7周に渡って行われたSCが解除となってレースは再開すると、DIJON Racing GT-R48号車の前を行くのは、DIJON Racing GT-R47号車。チームメイト同士でのバトルを展開する。

 34周目にチームバトルを制した田中はさらに上位を目指しスパートをかけ、混戦が繰り広げられる中、周回を重ねていくも、レースも終盤を迎えた38周目の最終コーナーで田中がまさかのコースオフ。グラベルに埋まってしまったDIJONRacing GT-R48号車は、ここでレースを終えることとなってしまった。

 規定周回数を上回っていたため、25位で完走扱いとはなったが、最終戦のチェッカーフラッグを受けることができず、DIJON Racing GT-R48号車の最終戦、そして2015年シリーズがここで終了した。

■一年間を戦って・・・
 今回のMOTEGI GT 250KM RACEをもって、DIJON Racingの2015年SUPER GTシリーズは終了致しました。大量ポイント獲得こそ果たすことが出来ませんでしたが、各レースにおいて、随所でドライバーやチームのポテンシャルをお見せできたかと思います。

 皆様の暖かいご声援、ご支援に深く御礼を申し上げます。そして来シーズンも引き続き、応援宜しくお願い致します。

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