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2012 AUTOBACS SUPER GT 第4戦  SUGO GT300km RACE
スーパーGT 第4戦 スポーツランドSUGO レースレポート

マシン   DIJON音々CALLAWAYワコーズED
ドライバー Takamori博士/密山祥吾
参戦クラス GT300

予 選:12位(1' 23.453 / Q1)
決 勝:20位(1h 49' 34.102 / 56周)

開催日 予選:7月28日/決勝:7月29日
天 候 予選:晴れ/決勝:曇り
路 面 予選:ドライ/決勝:ドライ
入場者 予選:9,500人/決勝日:27,500人
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 東北地方の梅雨明け間もない7月28日(土)から29日(日)に、宮城県にあるスポーツランドSUGOでSUPER GT第4戦『SUGO GT 300km RACE』が開催された。

 DIJON Racingは第3戦のマレーシア戦をスキップしたため、実に約3ヶ月ぶりのレースとなる。このインターバルの間にこれまで苦しめられていたマシントラブルに対する対策も実施し、チームのこの菅生ラウンドにおける意気込みは一層高まっていた。

 またDIJON音々CALLAWAYワコーズEDはこの菅生戦よりマシンカラーリングを変更。今までの黄色ベースから一転、白ベースの爽やかなカラーリングとなった。

■練習走行(7月28日)
 練習走行ではまず密山がドライブ。幾度とピットインを繰り返し、マシンの確認の為に精力的にドライブを続ける。その後、Takamori博士に交代し、5周を走行すると再度密山にバトンタッチ。

 密山は終盤30周目に1'23.872のタイムをマークしクラス11番手まで浮上。順位こそ変動は無かったが、33周目には1'23.730までタイムを縮めてきた。DIJON音々CALLAWAYワコーズEDはまずまずの仕上がりを見せ、午後から行われるスーパーラップ予選(SL)への進出に期待が持たれた。

■予選(7月28日)
 今回の予選方式はスーパーラップ方式となる為、予選1回目(Q1)はAドライバー、Bドライバーどちらかが担当する事となる。今回のQ1は密山が担当。Takamori博士はSLを担当する事に。

 気温35度、路面温度は56度に及ぶ過酷なコンディションの中、15分間の予選セッションが始まった。密山は計測3周目に1'23.453をマーク、この時点でGT300クラス8番手のタイム。しかしこの直後、タイミング悪く他車のアクシデントによる赤旗中断が入ってしまいセッションは中断。更なるタイムアップを狙っていた密山は水を差された格好となってしまった。

 セッションが再開され、再度コースイン。この時点で順位はひとつ下がって9番手だが、まだSL進出への可能性は残っている。しかし、セッション開始間もなくして再び赤旗が出され、2度目の赤旗中断。密山のアタックはまたも不発と終わってしまった。

 この僅かなタイミングで順位はSL進出にギリギリ及ばない11番手まで後退。残り時間は約5分。しかしタイヤのグリップレベルが落ちてしまい、これ以上のタイムアップはできず、12位で予選セッションが終了。SL進出が果たせなかった事は残念ではあるが、今期の予選ベストリザルトを獲得した。

予選順位
順位 車番 車名 ドライバー タイム
1 33 HANKOOK PORSCHE 影山 正美 / 藤井 誠暢 1'22.138(SL)
2 88 マネパ ランボルギーニ GT3 織戸 学 / 青木 孝行 1'22.333(SL)
3 31 apr HASEPRO PRIUS GT 新田 守男 / 嵯峨 宏紀 1'22.375(SL)
12 48 DIJON音々CALLAWAYワコーズED   Takamori博士 / 密山 祥吾 1'23.872(Q1)

■フリー走行(7月29日)
 この日は昨日よりは雲が多く、気温も少し下がってはいるものの、やはり日差しは強く、過酷なコンディションンに変わりはなかった。午前中に行われたフリー走行はまず密山がコースイン。マシンの確認を行った後、Takamori博士に交代。精力的に周回を重ねていたTakamori博士だが、コースを映すモニターに信じられない光景が映った。

 なんとマシンがコースアウトし、ノーズから馬の背コーナーのタイヤバリアに埋まっていた!ブレーキトラブルが出てしまい、バックストレートエンドでのブレーキングの際、挙動が乱れてしまう。どうにか挙動を落ち着かせようとするも、Takamori博士はなす術無くスピン状態でコースアウトしてしまった。

 ピットには緊張が走ったがTakamori博士が無事である事を確認でき、マシンの損傷も外装の損傷はあるものの深刻な状況ではなかった事は幸いであった。回収されたマシンはすぐさまメカニック総出で修復が行われ、スタートまでには補修は完了。無事にグリッドに並べる事が出来た。

■決勝レース(7月29日)
 決勝前のピットウォークイベント中に大粒の雨が降り、一瞬で路面を濡らしてしまったが、通り雨のようですぐに天候は回復。スタート前には路面は再びドライコンディションに戻った。14時03分、フォーメーションラップを終え、いよいよ81周のレースがスタートした。今回のスタートは密山が担当。

 2周目には10位までポジションを上げ、上位集団に食らいつくが、7周目からポジションを徐々に落としてしまう。実はこの時点で再度ブレーキトラブルが発生してしまい、レースラップで周回するには非常に困難な状況になってしまっていて、密山は我慢の走行を強いられていた。

 17周目に緊急のピットイン。ピットを離れる頃には最後尾まで順位を落としてしまう。密山は我慢の走りを続け、24周で再度ピットイン。ピットガレージにマシンは入れられ、修復作業が行われた。ここでドライバーはTakamori博士に交代。

 Takamori博士も完走を最優先事項とし、薄氷を踏むようなギリギリの状態でのドライブを強いられるなか、残りのスティントを担当。そしてレースは終了。56周の周回を走りきり、クラス20番手で今シーズン初のチェッカーフラッグを受けた。

決勝順位
順位 車番 車名 周回 ドライバー タイム
1 3 S Road NDDP GT-R 75 75 関口 雄飛 / 千代 勝正 1h 49'04.082
2 52 GREEN TEC & LEON SLS 75 竹内 浩典 / 黒澤 治樹 1h 49'35.169
3 88 マネパ ランボルギーニ GT3 75 織戸 学 / 青木 孝行 1h 49'43.044
20 48 DIJON音々CALLAWAYワコーズED 56 Takamori博士 / 密山 祥吾 1h 49'34.102

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