12月15日、DTMを運営するITR、そしてドイツの自動車連盟であるDMSBの関係者が来日、都内でGTアソシエイション、そして自動車メーカーに向けて将来の技術規則に向けてプレゼンテーションを行った。
都内のホテルで行われたこのミーティングでは、ITRのハンス-ベルナー・アウフレヒト代表自ら来日。ITR、DMSBの関係者から、40名近くが出席したGTA、JAFをはじめとした日本のレース関係者に向けて、将来DTM、スーパーGTで統一したいという技術規則が提案された。
このミーティングの場には立ち入ることはできなかったものの、将来的なDTMの技術規則の内容について提案があったようで、カーボン製の統一モノコックをはじめ、現在のDTMのコストよりも半分近いコストカットを実現した車両レギュレーションが提案されたほか、技術規則が統一されなくとも、近い将来にスーパーGT500マシンとDTMの間で交流戦を実施するようなプランも呈示されたようだ。
メーカー関係者からはミーティングで積極的な質疑応答がなされたようで、乗り越えるべき障害は多いものの、ITRのアウフレヒト代表はじめ、DTM側としては「大きな手応えを得ている」と満足した様子だった。
今回のミーティングをはじめとしたDTM/スーパーGTの規則統一に向けた動きについては、週刊オートスポーツで近々詳報が掲載される予定だ。