DTMドイツツーリングカー選手権はオフシーズンに入っているが、12月2日~4日にスペインのへレスで、ITR主催でアウディ、BMW、メルセデスベンツという参戦全メーカーが参加して、今季最後の合同テストが行われる。このテストには現役ワークスドライバーも参加するが、来シーズンのシートを巡ってのテストの意味合いも兼ねており、参加ドライバーのラインアップも注目と言える。

 11月29日にARTグランプリがDTMに参戦、新チームとしてメルセデスベンツ陣営に加わり来季は8台体制に復帰をすることが発表されたことから、このテストからARTが加わるのではないかと予想されていたものの、今回のテストは欠席する様子。メルセデスは少なくとも1名の新ドライバーが来年新規に加入する必要があるだけに、今後のテストの動向も注目と言える。

 BMWはすでにプレスリリースで参加ドライバーを発表しているが、アウディとメルセデスのドライバーはまだ明らかにされていない。ただ、ドイツの関係者の情報によるとアウディにはアントニオ・ジョビナッツィ(ヨーロピアンF3)、ニッキー・ティーム(ポルシェカレラカップ・ジャーマニー/ポルシェスーパーカップ)、ディーン・ストーンマン(GP3)、そしてスパ24時間レース総合優勝とブランパン耐久王者に輝いたローレンス・バンスールが参加するとされている。

 一方でメルセデスには、ジョビナッツィと同じくヨーロピアンF3に参戦していたルーカス・アウアーの名前が噂にあがっており、他にも数名がドライブするという情報が入っている。アウアーは、レッドブルのアドバイザーで最近までFIAシングルシーター委員長を兼任していた元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーの甥にあたり、強力なバックアップがあるとも言えるだろう。

 例年の様子では3メーカーともに今回のテストで新規ドライバーを決定することはないだろうと考えられ、年明けのテストから本格的にストーブリーグが始まるのではと考えられている。

 BMWはテスト翌日の12月5日に、ドイツのミュンヘンで開催されるモータースポーツアワード授与式『スポーツトロフィー』の席で、来季の活動とすでに契約が済んだドライバーのラインアップを発表する事が恒例となっている。

 ただ、BMWの現役DTMワークスドライバーのテスト参加リストの中にはジョーイ・ハンドとマルティン・トムジクの名前が挙がっておらず、この2名の去就が気になるところだ。ハンドはアメリカのユナイテッド・スポーツカーのBMW Z4 GTEのシートに戻るのではないかと今季のDTMのパドックでは、シーズン開始当初から関係者の中では噂がささやかれていた。

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