2012年までF1で活躍していたものの、13年に向けマルシャとの契約が解除されていたティモ・グロックが、BMWとDTMドイツツーリングカー選手権参戦の契約を結んだと明らかにした。
今季もマルシャからのF1参戦が濃厚と思われていたグロックだが、1月21日に電撃的にマルシャが契約を解除。突然F1シートを失うことになっていたが、24日からスペインのバレンシアでスタートしたDTMテストにBMWから参加していた。
そんなグロックについて、BMWは8人目のドライバーラインナップとして契約を結んだと25日に発表。テスト参加の発表から1週間以内でのスピード契約となった。
「BMWを3年ぶりにドライブして、そしてDTMという素晴らしいシリーズでレースができることになって本当に興奮しているよ」とグロックは契約の喜びを語っている。
「僕はF1で素晴らしい時を過ごしてきたけど、今は僕の古くからの友人であるBMWモータースポーツのみんなと、再び勝利を目指して戦うことを楽しみにしているんだ。すべての元F1ドライバーがDTMで成功した訳じゃないけど、昨年チャンピオンを獲得したBMW M3 DTMをドライブするんだからね。モチベーションは大きいよ」
グロックはフォーミュラBMWのジュニアプログラムからキャリアをスタートさせ、トヨタF1からのデビュー前には、セバスチャン・ベッテルとともにBMWザウバーのテストドライバーを務めた実績をもつ。今回のグロックの加入によって、BMWの今季のDTMシートは8人分すべてが埋まることとなった。