今季は5月の開幕を控え、現在メルセデスベンツ陣営がポルトガルでテストを行い、アウディ陣営がエドワルド・モルタラを起用するなど、ドライバーラインナップが明らかになっているDTMドイツツーリングカー選手権。その一方で、来季から復帰するBMWについても“イス取りゲーム”が始まっているようだ。

 ドイツ国内で流れているさまざまな噂では、現在のBMWワークスドライバーはもちろんのこと、それ以外にも自薦や他薦で多くのドライバーがBMW M3 DTMのコクピットを手に入れようと奮闘しているようだが、その数やメンバーはまだはっきりしていない。一部のメディアでは、BMWザウバー時代にF1で関わっていたニック・ハイドフェルドがネームバリューも含めて候補に挙がっているとされていたが、ロバート・クビカの事故により再びF1に戻ったハイドフェルトだけに、来季もF1界に留まるのではないかという説も。

 一方、最近ではメルセデスからブルーノ・シュペングラーがBMWに移籍するのではないかという噂も。それも、2012年の開発ドライバーとしてだけでなく、今季の開発ドライバーも兼ねるのではないかとも言われている。シュペングラーは、カナダ人ながら流暢なドイツ語を話し、甘いマスクと親しみやすいキャラクターでDTMの中でも常時人気上位にランクされるドライバーだ。

 今後、ドライバーに関しての噂はさらに増え、ドイツはもとよりヨーロッパ中で話題になることは間違いない。アウディもメルセデスも、女性ドライバーを各1名ずつ走らせているだけに、BMWもその可能性がない訳ではないだろう。

 BMW陣営は3チーム6台体制だということはすでに発表はされているが、「どのチームが参戦するのか?」という部分も興味深いところだ。候補としては、WTCCやル・マン・シリーズで活躍するシュニッツァーは確実視されているものの、その他にWTCCに参戦していたRBMが濃厚な線と噂される。

 BMWモータースポーツでは6月のシェイクダウンを予定しており、それまでに完全なドライバーラインナップは発表されるかどうかは不明であるが、シェイクダウンではDTMの開発テストドライバーを務めるアウグスト・ファルファスとアンディ・プリオールがステアリングを握ることになるだろう。

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