イギリスのブランズハッチで行われたDTMドイツツーリングカー選手権の第7戦は、アウディのマルティン・トムジク(アウディA4 DTM)がウエットレースを制し、今季3勝目を挙げた。
レースは、予選で3番グリッドを獲得したトムジクがスタート直後に一旦5番手にポジションを下げるものの、続く2周目にエドアルド・モルタラ(アウディA4 DTM)とゲイリー・パフェット(メルセデスベンツCクラス)の接触の間に順位を回復。
するとトムジクは、10周目にマティアス・エクストローム(アウディA4 DTM)とポールシッターのマイク・ロッケンフェラー(アウディA4 DTM)もパスし、その後は追いすがるエクストロームを2秒差で振り切って、今季3度目のトップチェッカーを受けた。
エクストロームは2位。3位にはモルタラが入り、アウディ勢が表彰台を独占した。メルセデス勢ではパフェットが4位、ラルフ・シューマッハー(メルセデスベンツCクラス)5位とF1組が活躍、デイビッド・クルサード(メルセデスベンツCクラス)は12位に終わった。
残り3戦となったチャンピオン争いでは、3勝目をあげたトムジクがブルーノ・シュペングラー(メルセデスベンツCクラス)を1ポイント差で逆転し、再びポイントリーダーに返り咲いている。
