DTMドイツツーリングカー選手権第2戦は17日オッシャースレーベンで予選が行われ、ミゲル・モリーナ(アウディRS5 DTM)がポールポジションを獲得するも、予選後の車検で車両規定違反が見つかり結果除外に。マルコ・ウィットマン(BMW M4 DTM)が繰り上がりポールとなった。

 第1戦ホッケンハイムはウィットマン&BMWが制した今季のDTM。迎えた第2戦オッシャースレーベン。17日のプラクティスでは、モリーナが1分20秒324でトップタイムをマーク。ウィットマンが続くが、トップ6中5台がアウディに。速さが際立つ形となった。

 迎えたノックアウト予選Q1では、ビタリー・ペトロフ(DTMメルセデスAMG Cクーペ)やティモ・グロック(BMW M4 DTM)がスピンを喫しQ1敗退。メルセデス勢は4台がQ1で敗退となってしまい、Q2進出を果たしたクリスチャン・ビエトリス、ゲイリー・パフェット、パスカル・ウェーレインの3台もQ2で敗退。最高位はウェーレインの10番手となってしまった。

 アウディが5台、BMWが3台進出したQ3では、モリーナが一気に1分20秒007という素晴らしいタイムをマークすると、エイドリアン・タンベイ(アウディRS5 DTM)が続く。ウィットマンが最後にアタックを敢行するも、タンベイはわずかに上回ったもののモリーナのタイムには及ばず。モリーナがPP、ウィットマン、タンベイというトップ3となった。

「とても嬉しいよ! 3回目のポールだけど、いつも素晴らしい気分だよね。マシンは完璧で、これこそ望んでいたものだ」とモリーナは語ったが、予選後そのモリーナのタイムが抹消されてしまう。リヤウイング翼端板の位置が規定に比べ左が1.5ミリ、右が2.7ミリ外れており、モリーナ車は予選結果から除外された。

「我々はDMSBの決定を受け入れ、ミゲルに謝罪したい」とアウディスポーツのDTM代表を務めるディーター・ガスは語った。

「誤差はアウディスポーツの品質管理のミスから生じたものだ。ミゲルの車両のパフォーマンスにはほとんど影響はなかった」

 モリーナは18日の決勝レースを最後尾からスタートすることに。これでPPはウィットマン、2番手にタンベイ、3番手にアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(BMW M4 DTM)というグリッドとなった。

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