DTMドイツツーリングカー選手権は3日、初開催となるモスクワ・レースウェイで予選が行われたが、非常に珍しい理由で予選Q4がキャンセルに。Q3でトップタイムをマークしていたマイク・ロッケンフェラー(アウディRS5 DTM)がポールポジションとなった。

 今回が初めてのレースとなるモスクワでのDTM。3日に迎えた予選では、ロッケンフェラー、マティアス・エクストローム(アウディRS5 DTM)、アウグスト・ファルファス(BMW M3 DTM)、ブルーノ・シュペングラー(BMW M3 DTM)がQ3を突破。4人だけでポールポジションを争うノックアウト予選Q4に進出した。

 しかし、Q4コースオープンを目前にしたタイミングで、サーキット上空をロシアのウラジミール・プーチン大統領を乗せた飛行機が通過することが判明。上空は2時間の飛行禁止が通達され、サーキットで待機していたドクターヘリが飛べない状況になってしまう。

 他のカテゴリーのモータースポーツ同様、通常、深い霧や豪雨等の理由によりドクターヘリが飛行できない場合、セッションは行うことができない。今回も2時間に渡ってドクターヘリが飛行できないことになってしまい、レーススチュワードはQ4のキャンセルを発表。Q3の結果で予選グリッドを確定させることになった。

「もちろんビックリしたよ。でも、結局僕はトップのままで、ポールポジションを獲得することができたんだからハッピーだよ。郷に入っては郷に従えと言うじゃないか。落ち着いて成り行きに任せて、ロシアで次にどんなサプライズが起こるか楽しみにしよう」と思わぬ形でポール獲得となったロッケンフェラーは語った。

 2番手にはエクストロームが続き、アウディがフロントロウを独占。2列目をファルファス、シュペングラーのBMW勢が占めた。メルセデスベンツ勢の最上位はゲイリー・パフェットの7番手となっている。DTMでは前戦も優勝したエクストロームのポケットに父親がペットボトルの水を入れてしまい失格、勝者無しのレースになるなど、これまでにない“事件”が2戦連続で起きることとなった。

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