ERCヨーロッパラリー選手権は4日~6日、第4戦ラリーアゾレスが行われ、クレイグ・ブリーン(プジョー208 T16)が開幕戦で勝利したカエタン・カエタノビッチ(フォード・フィエスタR5)との接戦を制し優勝した。
今年で開催50回目を迎えるラリーアゾレスは、大西洋にあるポルトガル領アゾレス諸島のひとつ、サンミゲル島で開催される一戦。ルートの道幅が狭く、少しのミスが大きくタイムに影響する可能性がある。
予選ステージでトップタイムを記録したグリーンはデイ1に行われた3SSのうち、2SSでトップタイムを記録。総合首位に立ったが、1.4秒差の総合2番手にカエタノビッチ、6.2秒後方の総合3番手には地元ドライバーのリカルド・ムーラ(フォード・フィエスタR5)が迫る接戦となった。
ブリーンはデイ2でも好走をみせたが、ラリーアゾレス名物の火山湖沿岸を走るSS7で痛恨のスピン。僅差で続いていた2番手カエタノビッチに首位の座を明け渡してしまう。しかし、ブリーンはサービスを挟んで行われたSS8~11の全ステージで最速タイムを記録。ミスで失った総合首位の座を取り戻しデイ2を終えた。
迎えたデイ3でもブリーンとカエタノビッチは一進一退の攻防を繰り広げる。SS12でカエタノビッチが最速タイムを記録し総合トップに返り咲くと、続くSS13ではブリーンが16秒近く上回るタイムを記録し、三度総合首位へ。SS14はカエタノビッチが制し、トップとの差を11.9秒として最後のサービスへと向かった。
このサービスでブリーンがハードタイヤを選択した一方、カエタノビッチは逆転勝利を目指しソフトタイヤを選択。しかし、カエタノビッチのタイヤは路面にマッチせず、ギャップが拡大。最終的にブリーンが1分以上のリードを築き、今季3勝目を飾った。総合2位はカエタノビッチ、総合3位はムーラが獲得している。
レース後、ブリーンは「優勝することだけを目標にアゾレスに来た」とコメント。
「この週末は素晴らしい成果を残すことができた。必要な時に速さをみせることができたし、クレバーになるべき所でクレバーになることができたよ。優勝できて本当に嬉しいよ」
ERC第5戦イプルーラリーは6月25日~27日にベルギーで開催される。
