フォース・インディアは、昨年のようにシーズン後半に他チームに後れをとることがないよう、新車VJM04に関しアグレッシブな開発プログラムを組んでいるという。
8日にVJM04を初披露したチームは、インドGPが開催される2011年、コンストラクターズ選手権5位を狙っていると宣言した。
テクニカルディレクターのアンドリュー・グリーンは、空力とブロウンディフューザーコンセプトの最適化がシーズンを通してパフォーマンスを維持するカギになると語った。
「今年の開発において重要なエリアはエキゾーストの処理だ」とグリーン。
「開幕戦でアップデートする予定なので、バーレーンテストでいくつか変更をする。その後、ヨーロッパラウンド初戦でマシンのフロントに大きなアップデートを施す」
「昨年は終盤に向けて、他チームとの比較の上でのパフォーマンスが低下した」
「我々はブロウンディフューザーを最大限に利用できていなかった。そのため、昨年終盤のようなパフォーマンス低下を避けるため、冬の間、空力上のこのフィロソフィーに取り組んだ」
フォース・インディアは、苦手なハイダウンフォーススペックのパフォーマンス向上を目指している。
「過去数年を振り返ると、我々のマシンは常にハイダウンフォースのサーキットで苦戦している。常に“スリッパリー”なマシンになってしまうのだ」とグリーン。
「その問題を特定したので、対策しなければならない。そのためにさらに空力の戦略的変更を行う可能性がある」
「いくつか大きな開発を予定している。最近なかったほどの大きなものになるだろう。我々はこれまでよりもはるかに上のポジションでシーズンを終えることを狙っている。今年はインドGPが初開催され、我々はインドのチームだ。年間通してマシンのパフォーマンスをより強力にしていく予定であり、そうすればランキングアップを狙えるだろう」