スペインのカタルニア・サーキットで行われたバルセロナ合同テスト2日目は、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグがトップタイムをマークした。

 前日、ロータスがシャシーのトラブルから今テストのキャンセルを決めたため、2日目のテストは残る10チームによって行われた。

 そのなか、この日は午前中トップに立ったヒュルケンベルグをはじめ、各チームとも午後はロングラン中心のプログラムだったため、午前のオーダーがほぼそのままの結果に。上位ではトップのヒュルケンベルグのほか、2番手につけたザウバーのセルジオ・ペレス、5番手のダニエル・リカルド(トロロッソ)らがいずれも朝にスーパーソフトを履いてこの日のベストタイムを記録。ペレスは、午後の遅い時間帯にエキゾーストのトラブルに見舞われたものの、空力やメカニカルセットアップ、全種類のタイヤ評価を行うなど、これまでに比べて生産的な一日を過ごしたようだ。

 レッドブルのセバスチャン・ベッテルはソフトタイヤで3番手タイムをマーク。ベッテルは午後にピットストップとタイヤ交換をはさみながらレースシミュレーションを完了し、昼の休憩前は31周どまりだった周回数を104周までのばしている。

 F2012で初日を上回る87周を走り切ったフェラーリのフェルナンド・アロンソは、セッション終了の30分前にトロロッソのタイムを更新して4番手に入った。一方のダニエル・リカルドは、ドライブシャフトのトラブルで午後に予定していたロングランを行えず、セッション終了間際にようやくコースイン。その結果、全ドライバー中、最も少ない50周で2日間の走行を終えるかたちとなっている。

 前日3番手だったマクラーレンのルイス・ハミルトンは、レッドブルと同様レースシミュレーションに取り組み、何度かベッテルを抑えこむシーンを見せながらも、最多の121周を走って6番手タイムを記録した。

 ミハエル・シューマッハーから新車を引き継いだメルセデスのニコ・ロズベルグが7番手。メルセデスは午後の早い時間にギヤボックスのオイル漏れが見つかり、走行時間をロスしたものの、トータルでは82周まで挽回をみせ、プライベートテストも含めた新車の走行距離を1000kmの大台に乗せた。

 リザーブドライバーのバルテッリ・ボッタスを起用したウイリアムズは117周を走行して8番手。ケータハムから合同テスト初参加となったビタリー・ペトロフは69周を走った。2011年モデルを走らせるマルシャのシャルル・ピックはこの日も最後尾となったが、2日続けての100周超えと精力的な走り込みを行っている。

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