フォース・インディアのCEO、オトマー・サフナウアーが、2011年の同チームのシートにひとつ空きがあると発言した。
現在レースドライバーを務めるエイドリアン・スーティルは、来年ミハエル・シューマッハーが予定どおり残留しなかった場合には、メルセデスGPで後任を務めるのではないかと最近うわさされている。チームメイトのビタントニオ・リウッツィは、リザーブドライバーのポール・ディ・レスタにレースシートを明け渡すのではないかと報じられ、リウッツィ自身は、来季の契約を結んでいるとして、このうわさを否定した。
サフナウアーは英Autosportに対し、来年のドライバーラインナップについては「1カ月ぐらいのうちに」決定する予定だと述べるとともに、ひとつのシートは決まっていないと示唆した。
「来年に関して何も決定していない」とサフナウアー。
「我々は状況を評価して決断できる余裕がある。だがひとつ空いているシートがある」
一方でサフナウアーはスーティルとリウッツィふたりの仕事を評価している。
「彼らはなかなかいい仕事をしている。ふたりともいいレースもあれば、よくないレースもあるが、全体的に見て力のあるドライバーたちだ」
「トニオは時々予選でうまくやれないことがあるが、いいレースをする。エイドリアンはルイス・ハミルトンなど他のドライバーたちを15周押さえきるといったいい走りを時々見せている。ふたりともいい仕事をしていると思う」