フォース・インディアのボス、ビジャイ・マルヤは、ポール・ディ・レスタとの契約を延長しなかったが、彼に悪いところは何もなく、F1に残れることを願っていると語った。
12日、同チームはニコ・ヒュルケンベルグのチームメイトとしてセルジオ・ペレスの起用を発表、これによって今年のレースドライバー、ディ・レスタがチームから離脱することが確定した。
ディ・レスタはリザーブドライバーを務めた後、2011年から3年にわたりフォース・インディアで走り、121ポイントを獲得、最高位4位を達成した。
「ポールに何かよくない部分があったわけではない」とマルヤは述べた。
「私は彼が好きだ。彼は素晴らしい友人であり、今後もそうであることを願う。だがどのチームも前に進む必要がある」
「我々はポールに対して素晴らしい時期を提供したと思う。1年だけではなくね。我々は彼にチャンスを与え、彼はチームのために多くの貢献をしてくれた」
「イギリスのファンががっかりしているのだとすれば謝る。だがそういう考えが最終的な決断に影響することはない」
「我々チームメンバー全員が、新しいマシン、新しいチャレンジに際し、おそらく新しいドライバーラインナップが望ましいと感じている」
ペレスとの契約が発表された後、今年フォース・インディアで走ったエイドリアン・スーティルはザウバーに移籍することが発表された。
現在残っているシートはザウバー(1)、ケータハム(2)、マルシャ(1)となっているが、ディ・レスタがF1に残留する可能性は低く、DTMなど他のカテゴリーに転向するものと考えられている。
しかしマルヤは、ディ・レスタが来年もF1で走れることを願っていると語った。
「彼は素晴らしい男だし、いいドライバーだ。この件に関して彼やエイドリアンに対して私は全くネガティブな気持ちを持っていない。彼らはふたりとも今後もいい友人だ」
「私としては彼にはF1に残ってほしいと思っている。だが忘れてもらいたくないのは、DTMからF1に転向するチャンスを与えたのは私だということだ」
「だから彼には残ってほしい。いつかまたチャンスが訪れるかもしれないからね」