全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦もてぎで表彰台を獲得したドライバーが、決勝レースについて語った。優勝したジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(Mobil1 IMPUL)は「今日は本当に最高のレースになった。スタートも良かったし、前に誰もいないという状況がアドバンテージだった」と勝因を語っている。
優勝
ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(Mobil1 IMPUL)
「今日は本当に最高のレースになったと思います。スタートも良かったし、前に誰もいないという状況がアドバンテージになりました。雨の中でより速く走れましたし、視界も良かったので、他のドライバーよりも有利だったと思います。そんな中で、2位との差をできるだけ広げるというのが今回の目標でした。ピットストップもとてもうまくいったので安心しました。決勝だけがウエットコンディションとなりましたが、全く問題はありませんでした。タイヤもコンディションに合っていて良かったですし、セッティングについてはスタート直前にダウンフォースを増やしてもらったら、フォーメーションラップの段階でグリップ感が感じられて、とてもいいコンディションになりました。今日は常にプッシュするということを考えて、100%以上の力でずっと走っていました」
2位
塚越広大(HFDP)
「去年は表彰台に立てそうで立てない状況が続いて、とても悔しい思いをして、昨日の予選でもQ2でトップを獲ったのに、Q3で僅差で負けてしまい、悔しい思いをしました。今日はコンディションが変わって雨のレースになりましたが、テストでも雨の時には結構良かったので、とにかくスタートに集中しました。その結果、スタートはうまく決めることができて、そのあとの小暮さんのアクシデントにもうまく対処はできましたが、トップがとても速くて、追いつくことはできませんでした。後半は後ろからアンドレ選手も来ていたので、楽な展開ではありませんでしたが、とりあえずは表彰台に登れて良かったと思いますし、皆さんに感謝しています。もてぎでのレースは地元ということで、他のサーキットよりも応援してくださる方は多いですし、今回はレース前に小学校と養護施設を回ったのですが、その時にみんなで作ってくれたメダルをもらい、その時に『これを表彰台に持っていく』と約束をしていたので、その約束を果たせて良かったと思っています」
3位
アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)
「今日は本当に問題がたくさんあったレースでした。まず、パドルシフトのトラブルもあって、スタートがうまく行かなかったのが悔しかったです。それと路面状況が悪い3番手スタートというのも良くなかったですね。できれば、アウト側の2番手スタートが良かったです。それと、レース中はパドルシフトのトラブルもあり、何台かに追い越されてしまいました。コースアウトしたマシンがあったので、ポジションはリカバーできましたが、シフトトラブルには悩まされました。ただ、マシンのセッティングは決まっていて、フィーリングは良く、後半では塚越選手に追いつくことはできたのですが、視界が悪く、追い越すことはできず、最終的には3位という結果になりました」
