全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦オートポリスは公式予選が行われ、予選Q3でアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)がストップ、そのまま終了となり、ロッテラーが出していたタイムがポールポジションとなった。
Q1:
午前中に続き快晴の下スタートしたフォーミュラ・ニッポン第6戦オートポリスの公式予選。迎えたQ1では、午前中にほとんど走行できなかった松田次生(KONDO RACING)を先頭に多くのマシンがコースに飛び出した。午前の走行でクラッシュした山本尚貴(NAKAJIMA)も無事にコースインを果たしている。
ほぼ各車が1回目のアタックを終えた段階で、トップに立ったのはロイック・デュバル(DOCOMO DANDELION)。次いでケイ・コッツォリーノ、石浦宏明とTeam LeMans勢が続く。Q2進出を賭けた最後のアタックではさらにタイムが短縮されていき、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(Mobil1 IMPUL)がトップに浮上するのを皮切りに一気にタイムが変動していく。
Q1は最終的にオリベイラがトップに。2番手にはデュバル、3番手にアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)が続く展開に。午前中トップの石浦宏明(Team LeMans)は4番手だった。一方、Q1でノックアウトとなったのは井出有治(MOTUL 無限)、井口卓人(DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGING)、松田次生(KONDO RACING)という3台となった。
Q2:
10分のインターバルを置いてスタートした予選Q2。各車セッション開始時にはピットに留まる、いつも展開となった。開始から3分少々を過ぎたところで各陣営一斉に動き出し、アタックが開始されていく。
Q2では多くのマシンが2周のアタックとなったが、この中でトップを奪ったのはデュバル。次いでロッテラー、オリベイラと続き、平手、石浦というトップ5となった。Q2でノックアウトとなったのは、なんとランキング首位の小暮! また塚越広大(HFDP)、ケイ・コッツォリーノ(Team LeMans)、平中克幸(KCMG)というメンバーがQ2敗退となっている。
Q3:
続いてスタートしたQ3。Q2と同様に3分が経過したあたりから各陣営が一斉に動き始め、アタックを開始していく。まずはロッテラーが1分30秒台のタイムをマークしていくが、そのロッテラーが直後の1コーナー先でスピンしストップ! ロッテラーの後に続いていた大嶋和也(PETRONAS TOM'S)、平手、石浦、デュバル、伊沢までは赤旗提示直前にコントロールラインを通過していたが、オリベイラ、山本はタイムを記録していないままだった。
しかし、レースコントロールからはこの赤旗をもってセッション終了のアナウンスが。確かに残り時間を考えると1アタックできるかどうか微妙な時間ではあったが、この結果ストップしたロッテラーがポールポジション、2番手に大嶋という結果となり、PETRONAS TOM'Sがワンツー、平手が3番手という結果となった。
予選終了後、ピットレーンでは状況が飲み込めない各陣営が入り乱れ話し込むシーンも。今後リザルトがどう発表されるのか注目が集まるところだ。
