全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦スポーツランドSUGOは22日の予選に先立ち、金曜日の専有走行が行われ、トップタイムはロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)がマーク。このラウンドから参戦する佐藤琢磨(TEAM無限)は4番手につけている。
今回のフォーミュラ・ニッポン第6戦SUGOでは、同時開催としてEnjoy Hondaといったイベントが併催されており、そのため来場するファンのためにもと金曜日に走行が設定されることとなった。
ただ、21日のスポーツランドSUGOは雨模様。午前中のF3専有走行ではかなりの雨が降ったが、16時30分からスタートした30分間のFニッポン走行の時点で雨は止んだ。ただ、路面はセミウエットといった状況で、途中再び雨が降ったりと変わりやすいコンディションとなった。
このセッションでトップタイムをマークしたのはデュバル。2番手には中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)、3番手には大嶋和也(Team LeMans)がつけ、トヨタエンジン勢がトップ3を独占。Team KYGNUS SUNOCO、Team LeMansのふたりが好タイムをマークした。
今回のSUGOラウンドで最大の注目とも言えるのが、インディカー・シリーズで活躍してきた琢磨の参戦だ。春の合同テストではインディカー同様のホワイト×ブルーのカラーリングで登場した琢磨の15号車FN09・ホンダだが、今回のSUGO戦には、TEAM無限のチームメイトとなる山本尚貴同様の無限カラーに彩られた。
琢磨は走行開始後しばらくしてからコースイン。途中ロングランをかけながらゆっくりとフォーミュラ・ニッポンFN09、そして初めて走るスポーツランドSUGOに慣れていき、セッション終わりにプッシュをかけることに。結果的に、これがこのセッションの4番手タイムとなった。
明日の予選日は9時からフリー走行、13時40分から予選が行われる予定だ。
