20日に幕を開けたフォーミュラ・ルノー3.5の合同テストは、フェラーリ育成ドライバーのラファエル・マルチェッロが初日のトップタイムをマークした。
オフシーズン2度目となる今回のテストは、スペインのモーターランド・アラゴンが舞台。一日を通してドライコンディションに恵まれた初日は、午前と午後合わせて27名の若手ドライバーが参加した。
そのなか、初日のトップタイムをマークしたのは、FDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)の一員で今季のヨーロッパF3選手権のチャンピオンを獲得したマルチェッロだった。
ストラッカ・レーシングのマシンをドライブしたマルチェッロは、朝のセッションでトップタイムをマークすると、午後のセッションでもさらにベストタイムを更新。最終的には、ライバルにコンマ5秒以上の差をつけ初日堂々のトップで終えた。
総合2番手には、午後のセッションで1秒近くベストタイムを更新したセルゲイ・シロトキンが入った。ザウバーF1の育成ドライバーであるシロトキンは、フォーテックのマシンでトータル77周を走破。3番手はロータスをドライブしたエステバン・オコン、2011年にマクラーレン・オートスポーツ・アワードを受賞したオリバー・ローランドが4番手につけている。
テスト2日目となる21日には、今季のAUTO GPでランキング2位を獲得し、F1日本GPではザウバーF1のリザーブドライバーに起用された日本期待の佐藤公哉がロータスから参加。佐藤は最終日もポンス・レーシングのマシンをドライブすることになっている。