F1第13戦イタリアGPの決勝でトップ10入りしたドライバーたちがレースの内容を振り返った。
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
「今週末素晴らしいパフォーマンスを発揮したチームを祝福したい。ワンツーを成し遂げたいと願い、それを今日実現できた。皆にとって重要な結果だ。僕にとっては難しいレースだった。フォーメイションラップでローンチシーケンスにエンゲージするボタンが機能せず、グリッドについた時にも同じことが起きた。経験したことのない問題だった。できるだけ早く発進しようと試みて、なんとか大量にポジションを失わずに済んだ。今まで経験したことがないから、何が起きたのか分からない。終盤チームから(タイヤを持たせるためニコ・ロズベルグにあまり)接近しないよう言われたけれど、経験からそれはいいやり方じゃないと分かっていたので別の方法を選んだ。マシンの感触はよかったし、かなり差を詰めていたんだ。その前のスティントでタイヤが古くなった段階でニコに接近した時には、彼についていくのが難しかった。だからスティント序盤にしかチャンスはないのは分かっており、そのチャンスをつかんだ。彼をオーバーテイクするためにプッシュした。それによってチャンスがもたらされるからだ。プレッシャーをかければ、チャンスが訪れると分かっていた。優勝できてとても嬉しい。シーズン終盤戦に向かうにあたって勢いを取り戻せたと感じる」
ニコ・ロズベルグ 決勝=2位
「今週末はルイス(・ハミルトン)の方が速かったから、彼はこの勝利にふさわしい。もちろんとてもがっかりしている。ターン1でロックアップし、タイヤのフラットスポットを避けるために(エスケープロードに)まっすぐ行くことにした。それでリードを失ったんだ。ルイスが速いペースで後ろから迫ってきた。そのためペースを上げなければならず、それがミスにつながった。最悪のミスだ。それによってリードを手放すことになった。モンツァはローダウンフォースでシーズンの中で最も高速なサーキットだ。そのためブレーキングが相当難しい。これは言い訳ではなく、事実を述べているだけだ。ここでは(ブレーキングが)最大の課題であり、残念ながら決勝中に2回ミスをしてしまった。もちろんがっかりしているが、2位で大量にポイントを手に入れることができたので、悲惨な結果とは言えない。明るい面にも目を向けなければ。ルイスとのポイント差は7点しか縮まらなかった。もっとずっと悪い結果になっていた可能性もあった。それにオーストリア以来のワンツーを達成できて、チームにとって素晴らしいリザルトだ。チームのために喜んでいるし、この素晴らしいシルバーアローを用意してくれた皆に感謝したい」
フェリペ・マッサ 決勝=3位
「シーズン最初の表彰台を獲得できて、本当に嬉しい。これまで何度か不運に見舞われてきたけれど、ようやく運が向いてきたと思う。最終戦までトップで戦い続けるつもりだよ。ここで表彰台に上れてハッピーだし、今後何度も上がれると思う。いいスタートを切って、いいタイミングで(ケビン・)マグヌッセンを抜くことができた。このポジションを自分のものにするために相当な努力を要した。残念ながらメルセデスはやはり速かったので、自分たちにとってベストの結果を出せたと思う。(コンストラクターズ選手権で)フェラーリの上に立つことができたというのも、チームにとって重要な結果だ。去年以来ウイリアムズは驚くほどの努力をしてきた。そして今僕らはビッグチームと戦っている。モンツァの表彰台は特別だ。ファンが僕の名前を呼んでくれているのが聞こえて本当に嬉しかった」
バルテリ・ボッタス 決勝=4位
「スタートでいくつか問題があり、それが僕のレースに大きく影響した。発進の際にひどいホイールスピンが起きたんだ。タイヤに熱が入った後、たくさんの仕事に取り掛からなければならなかった。大勢のドライバーをオーバーテイクするのは楽しかったし、ペースもよかったよ。チームにとって素晴らしい一日だ。(コンストラクターズ選手権で)フェラーリを抜くことができた。フェリペ(・マッサ)がシーズン初表彰台を獲得することができて嬉しい。近いうちにふたり揃ってポディウムに上がれるといいね」
ダニエル・リカルド 決勝=5位
「今日は戦略に助けられた。レース終盤もタイヤがいい状態で、あと数周走れるぐらいだった。自分より上位のマシンがペースがまだいい状態でピットに入るのを見た。僕は下位に沈んでしまい、その時いいペースで走れなかったので、何か他とは違うことを試してみようと考えた。それで(最初のスティントで)長く走ったんだ。それがレース終盤に効果を発揮した。プライムタイヤでの方が快適に走ることができ、いくつかいいオーバーテイクもできた。オーバーテイクをする時には嬉しくて笑っていたよ。スタートはあまりうまくいかなかった。スタートラインからターン1まではとても長くて、スタートで失敗したくない場所なんだけど、発進の際にトラクションを得られなかった。これについては調べてみる必要がある。でも僕らは冷静に挽回を図った。いいスタートを決めていたとしても、今日は5位が最大限の結果だったと思う。楽しいレースだったよ。スタートで下位に沈んでしまったので、何が手を打たなければならないと思った。メルセデス勢が逃げてしまって退屈なレースになると思ったから、盛り上げたんだ」
セバスチャン・ベッテル 決勝=6位
「今日はこれが精いっぱいの結果だったと思う。プライムタイヤで走っている時にタイヤマネジメントを思うようにできなかった。僕は自分の仕事が大好きだけど、勝つためにここにいる。4位、5位、6位あたりの結果には満足できない。トップに戻ることを目指している。今のところ、トップとの差はとても大きいが、それを縮めるために努力する必要がある。今年は困難に直面しているけれど、そこから学ぶことができれば僕らは逆に強くなることができる。今日はマクラーレン勢の前に出るために早めのピットストップを行うというアグレッシブな戦略を採った。でも終盤にタイヤがだめになってきてしまった。それでも全体的に見て今日はこれが精いっぱいだったと思う」
セルジオ・ペレス 決勝=7位
「すごく楽しいレースだった。常に誰かと戦い、常にプッシュしていたんだ。最高のレースをし、選手権において重要なポイントを稼げてよかった。今日のレースにおいて一番重要だったのはジェンソン(・バトン)とのバトルだ。すごくいいバトルで、とても楽しかった。ジェンソンと戦っていて、マクラーレン時代のことを思い出した。当時何度かいいバトルをしたことがあった。彼は激しく戦える相手であり、常にクリーンな戦いをすることは分かっているんだ。レース終盤にはケビン(・マグヌッセン)との戦いになったけれど、彼はペナルティを受けていたから攻める必要はなかった。だからジェンソンからポジションを守ることに集中できたけれど、簡単ではなかったよ」
ジェンソン・バトン 決勝=8位
「求めていたリザルトをつかむことはできなかったが、それでも楽しいレースだった。期待していたレースペースがなかったのが残念だ。5位と6位からスタートする場合、単なる入賞ではなく、それ以上のものを目指すのは当然のことだからね。前がクリアな状態で走れればもっといい結果を出せたと思うが、トラフィックの中で走ることになり、僕らが周囲のマシンを仕留めるというより、彼らの方が楽に僕らを仕留めることができた。チェコ(ペレス)と素晴らしいバトルをした。レズモでサイド・バイ・サイドになった。そうそうあることじゃない。でも残念ながら彼を抜くことができなかった。何度もトライしたが、彼はブレーキングで強くて、コーナー入口で彼に負けないようにしようとしてフロントもリヤもロックしてしまい、コーナー出口で不利になった。それでも極限まで戦った。ホイール・トゥ・ホイールの素晴らしい戦いだったよ。観客にとって最高のエンターテインメントになったと思うし、自宅でテレビ観戦しているファンに対しても素晴らしい見せ場になったんじゃないかな」
キミ・ライコネン 決勝=9位
「難しい週末になるだろうことは分かっており、今日の決勝でそれが事実となった。全体的にバランスはよくマシンのハンドリングには満足していたが、ストレートでのスピードが不足していてグリップも足りなかった。前のグループに近づくと、空力ダウンフォースを失い、マシンがスライドした。前のマシンに近づくことはできても、ぴったり後ろについたまま走り続けることができなかった。オーバーテイクするのは困難で、直線スピードも足りなかった。今日は最善を尽くしたと思う。それでも残念ながらホームレースでチームとファンのために望んでいたような結果は出せなかった。今後のレースのことを考え、休みなく作業に当たらなければならない。今後のサーキットは僕らのマシン特性に多少合っていると思う」
ケビン・マグヌッセン 決勝=10位
「最高のスタートを決めて、1コーナー入口の時点で2位に上がった。でもそのポジションを維持できないことは分かっていた。実際、なすすべなく順位を落とした。しばらく上位で走れて嬉しかったが、そこに長くとどまれなかったのは残念だ。ずっとその位置を走れるわけではないのは分かっていたことだけど。残念ながら今週末は1ポイントしか獲得できなかった。僕らはタイトル争いをしているわけではないが、コンストラクターズ選手権において重要なポジション争いをしている。今日失ったポイントはその戦いにおいて大きな意味を持つかもしれないんだ。またペナルティを受けて悔しい。分析して何を学べるのか見てみる。次は別のことができるかどうか考えてみるよ。(注:7位でフィニッシュしたが、バルテリ・ボッタスをコース外に押し出したことで5秒加算のペナルティを受けた)」
