F1第8戦カナダGPは土曜日朝に3回目のフリー走行が行われ、マクラーレンのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。2番手はマーク・ウエーバー(レッドブル)、3番手はフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。BMWザウバーの小林可夢偉は14番手だった。
2日目を迎えたモントリオールのサーキット・ジル・ビルヌーブは上空を厚い曇に覆われ、早朝に降った雨の影響もあってドライ路面の一部にはところどころでウエットパッチも残った。セッション開始時刻となる午前10時時点の気温は19度、路面温度は21度、湿度は76%。コースオープンとともにメルセデスの2台を除くマシンがインスタレーションラップを行うなか、HRTのカルン・チャンドックはピットレーン出口でマシンがストップしてしまい、急遽ピットへと戻されている。
予選前の走行にもかかわらずセッション序盤はコースコンディションの回復を睨んで各チームともピットで待機する状態が続いた。
開始15分過ぎになってようやくヴァージンのティモ・グロックが連続周回をスタートさせる。2戦連続で予選Q3進出を狙うBMWザウバーの可夢偉も20分過ぎからトップタイムを更新しながら順調にラップ。その後、フェラーリのアロンソら上位をうかがうドライバーも徐々にコースに向かっていき、ハイミ・アルグエルスアリ(トロロッソ)が1分18秒台のトップタイムをマークしたところでセッションは折り返しの30分を消化した。この時点ではまだ10台ほどしかタイムを記録していない。
セッションが後半に入るとここからはマクラーレンやレッドブル、メルセデス勢も加わってトップタイムが次々と塗り替えられていった。その中、マクラーレンのハミルトンが安定して速いタイムを記録していき、残り20分の時点で1分16秒259までタイムを更新。ハミルトンに続く2番手以降はレッドブルの2台にフェラーリのアロンソ、マクラーレンのジェンソン・バトンらが入り乱れるかたちとなっている。この時点で8番手につけていたフェリペ・マッサ(フェラーリ)は2コーナーでアウト側にはらんで一瞬壁と接触、マシンに目立った損傷は見られなかったチェックのために一度ピットに戻っている。
セッションは10分を残して多くのマシンがピットインし最後のアタックの準備に入る。その一方でメルセデスのニコ・ロズベルグはマシンにトラブルが起きたようで、ロズベルグはピット内でマシンを降りた状態。ガレージではメカニックがマシンの大がかりな修復にあたっている。
ハミルトン、ウエーバー、アロンソのオーダーのまま残りは5分、チャンドックとロズベルグを除く22台が柔らかいコンパウンドのスーパーソフトタイヤを履いてコースに向かった。
ここではまず2番手のウエーバーがベストタイムを更新するが、その後にトップのハミルトンも自己のタイムを1分16秒058とし、トップの座を守ったまま走行を終える。アロンソが3番手で、ミハエル・シューマッハー(メルセデスGP)もラスト数分のところで4番手タイムを記録した。ルノーはロバート・クビカが6番手、ビタリー・ペトロフも10番手。ロズベルグは最後になんとかコース復帰を果たしたがトータル4周でセッションを終えている。
