F1第8戦カナダGPが11日に開幕し、1回目のフリー走行ではマクラーレンのジェンソン・バトンがトップタイムをマークした。2番手はミハエル・シューマッハー(メルセデスGP)、3番手はルイス・ハミルトン(メルセデスGP)。BMWザウバーの小林可夢偉は15番手となっている。
南アフリカでサッカーW杯が幕を明ける中、F1は今シーズン唯一の北米ラウンド、カナダGPを迎えた。2年ぶりの開催となるカナダGPはフェラーリ伝説のカナダ人ドライバー、ジル・ビルヌーブの名を冠したサーキット・ジル・ビルヌーブが舞台。初日は現地時間の午前10時からフリー走行1回目があり、日本時間の深夜3時にあたる午後2時から2回目のフリー走行が予定されている。
午前10時を回って最初のセッションがスタート。気温は18度、路面温度は23度で上空からは日差しも差し込んでいる。コースがオープンになると全24台のマシンがゆっくりとインスタレーションラップを行っていった。
序盤の30分はコース上がまだまだ埃っぽい状態で路面コンディションも整わないため、上位チームはガレージでコースの様子を見守っている状態。その他のチームもコースインはするものの、何周にも渡りチェック走行を続けるなど、セッションは静かなかたちでスタートしていった。
開始からちょうど30分、ここで小林可夢偉が初の計測タイムとなる1分28秒723を記録する。可夢偉はその後もウイリアムズやトロロッソ勢とタイムを競いながらセッションをリードしていく。開始35分あたりになると空がやや陰り始める。ここでは走行中のマシンのオンボードにも水滴が映るようになるが、この雨は路面を濡らすまでには至らず、各車のタイムにも大きな影響は見られていない。
開始45分が過ぎるとようやく上位チームのドライバーがタイム計測を始め、ラップタイムも1分20秒台を切ってくる。ここではまずマクラーレンの2台が速さを見せ、バトンとハミルトンが1分18秒台のタイムで1-2を形成する。3番手にフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、4番手にニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)と続き、ルノーのロバート・クビカもその後にロズベルグのタイムを更新した。10番手付近につけるレッドブル勢は今回もスロースタート気味だ。
ヴァージンのルーカス・ディ・グラッシは残り25分を切ったところでコース脇にストップする。この時間帯に入っても天候は依然不安定なままで、ドライバーには無線で雨に関する情報が伝えられている。
セッション終盤は早い段階でメルセデスのシューマッハーが1分18秒235をマークし、ハミルトンから2番手を奪う。その後、残りが10分を切ってからも多くのマシンがコースに入りタイム計測を行っていったが、大幅な順位の変動はなくセッションはバトンがトップのままチェッカーとなった。
レッドブル勢はセバスチャン・ベッテルが最終的に5番手タイムをマークしたが、マーク・ウエーバーは14番手で最初の走行を終了。前後のウイングを一新してこのカナダに臨んでいるウイリアムズ勢が9、10番手につけた。
