F1第5戦スペインGPの決勝でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、決勝の戦いを語った。

ルイス・ハミルトン 決勝=1位
「8回挑戦して、ようやくここで初めて勝つことができて最高の気分だ。この気持ちを言葉にするのは難しい。今日はメルセデス・ベンツのボスをここに迎えていたから、1-2フィニッシュを見せることができてチームにとって素晴らしい一日になった。自分のキャリアを振り返ってみても、これほど素晴らしいマシンに乗ったのも、ライバルたちにこれほど大きなギャップを築けたのも初めてのことだ。ニコ(・ロズベルグ)は素晴らしいレースをした。彼に抜かれないよう押さえ切るのは本当に難しかった。それでも何とか最後までやり切ることができた。今日の午後は、昨日の予選と同じ問題を抱えていた。突然のオーバーステアに見舞われてコーナーで思うように攻めることができなかったんだ。だからそこでニコに追いつかれてしまった。このチームを誇りに思う。僕らはとても強い。僕はすべての段階、すべての瞬間を楽しんでいる。でも、シーズンの終わりまでの道のりは長い。だから謙虚に努力を続け、懸命に作業に取り組んでいく。マシンからもう少し速さを引き出す必要がある。ニコとはものすごく接戦になっているからね。だから努力していかなければならない。それでも選手権をリードしているというのは素晴らしい気分だよ」

ニコ・ロズベルグ 決勝=2位
「レース終盤は激しい戦いになった。あと1周あったらルイス(・ハミルトン)に対して最初のオーバーテイクを試みることができただろう。スタートは失敗だった。僕らの弱点だから、今後改善したいと思う。2位を走ることになり、プライムタイヤをミドルスティントで使うという、遅い方の戦略を選び、レース終盤、オプションタイヤで彼にチャレンジすることにした。かなり迫ったけれど、十分に接近できなかったから、当然がっかりしている。でも今週末はたくさんポジティブな要素を見つけられた。マシンは最高だし、僕のペースもかなりよかった。だからそれをうまく活用するために、あとほんの少しだけ強さを見つけ出せばいい。次はモナコ。僕にとってホームレースだし、去年優勝したから素晴らしい思い出のある場所だ」

ダニエル・リカルド 決勝=3位
「ものすごくエキサイティングなレースというわけではなかった。ただ、僕は後方で何が起こっていたか知らないけれど、後ろではたくさんのバトルがあってレースを見てくれていた人たちにとって見応えがあったんじゃないかと思う。僕らはいい結果を出すことができた。メルセデスを捕まえることができないのは分かっていたけれど、後ろのドライバーたちよりは速いと信じていたので、3位が獲得できればいい一日になると決勝前に言っていたんだ。また表彰台に立てて嬉しい。まだ表彰台では落ち着かないんだけど、そのうち慣れるはずだよ。今のところメルセデスがチーム内で戦っている状態で、彼らはものすごくいい仕事をしている。セブ(ベッテル)が後方から追い上げて4位に入ったから、今週末、僕らが2番目のチームということになった。今後も状況は変化し続けると思うが、モナコでは表彰台の最後のポジションを賭けて僕とセブが戦うことになるんじゃないかな。モナコでは僕らは比較的強いはずだから、メルセデスとの差を縮めたい。彼らを捕まえるために全力を尽くす。面白いレースになりそうだよ!」

セバスチャン・ベッテル 決勝=4位
「これが今日可能な最大の結果だったと思う。スタートはあまりうまくいかず、ひとつ順位を落としたが、そのラップの終盤にポジションを取り戻した。グリッド後方からスタートすると苦労する。1周目はとても忙しかった。その後、“トレイン”の中で走らなければならなかったので、自分たちがどれぐらい速いのか、最終的にどこまで行けるのか、はっきりとは分からなかった。でもハードタイヤに交換した後は、前のドライバーたちについていけたし、彼らとのギャップを縮めることすらできた。それで僕らのペースは速いと分かった。昨日使わなかったフレッシュタイヤが2セットあったから、もっとたくさんの距離を走ることだってできたよ! レースはとても楽しかったし、今日は4位が精いっぱいの結果だったと思う。ダニエル(・リカルド)は今日とてもいいレースをした。だからチームにとって3位と4位はベストの結果だったんじゃないかな。メルセデスは本当に強い。彼らには最高のエンジン、ふたりのとても優秀なドライバー、非常に優れたマシン、そしてとてもいいチームがあり、素晴らしい仕事をしている。だから彼らが圧倒的に強いことを不満に思ったり嘆いたりするのは間違いだと思う。彼らは冬の間に他の誰よりもいい仕事をしたのだから、今のポジションに値する。でもいずれ彼らを苦しめることができればと思っている。それが僕らのモチベーションとなっている。いつか彼らに追いついて、てこずらせることができるといいね。グランプリウイークエンドに臨み、3位しか目指せないというのは悲しすぎる。次のレースではまた挑戦するよ」

バルテッリ・ボッタス 決勝=5位
「今日、僕らはベストを尽くした。正しい戦略を採り、チームはピットストップをとてもうまく行ってくれた。僕もコース上で一切ミスをしなかった。それによって、僕らは与えられた条件の中で最大限の結果を出し、大量のポイントを獲得することができた。入賞し、自己ベストタイの結果を出せた。終盤(セバスチャン・)ベッテルが速すぎたのが残念だ。ポジションを守ろうとしたが、彼の方が新しいタイヤを履いていた。今、チームは最高の雰囲気に包まれている。僕らは全員で前に進んでいる。上を目指したいという強い気持ちを満たしてくれるのはポイントなんだ。今日は10ポイント手に入れ、僕らは全チームの中で3番目の速さを発揮した。これは僕のベストレースのひとつだ。素晴らしいスタートを決め、ミスなくクリーンなレースを走った」

フェルナンド・アロンソ 決勝=6位
「母国のレースだから、当然もっといい結果を出したかった。でも最初からそれは難しいと分かっていた。僕らのペースはトップ勢と比べるとあまりに遅かった。その上、スタートでひとつもポジションを上げられなかったのもよくなかった。トップには大差をつけられたが、それは今回に限ったことではない。今日の結果から、ライバルたちはパフォーマンスでも信頼性でも強力であることが分かった。それでも彼らを捕まえるのが数字上不可能になるまでは、追いつけると信じて全力を尽くすつもりだ。(セバスチャン・)ベッテルをカバーするために3回ストップの戦略を採った。でも残念ながらピットストップ後に順位を落とし、キミ(・ライコネン)を抜くことで挽回するにとどまった。同じタイヤで走っていた時には彼を抜くことができなかった。キミのタイヤの状態は知らないが、僕の場合、2、3周走るとリヤがとても厳しくなったので、いつピットストップをできるかチームに尋ねた。1回目のタイヤ交換の時、トラフィックに遭ってまたキミの後ろになった。セカンドスティントでタイヤが終わってしまった時、チームにピットストップのタイミングを聞いた。チームは、2回ストップで行くことも3回ストップで行くこともできると言った。さらに、ベッテルは3回ストップで、今ストップすれば彼をカバーできるかも知れないと言うので、僕はやってみようと答えた。ベッテルより上位のポジションを守ろうとしたが、結局それはできなかった。ベッテルに抜かれないために戦略を変えたのだが、うまくいかなくて残念だ。モナコグランプリまでの2週間、昼夜を問わず仕事に取り組む。2週間では大改革は成し遂げられないから、全く新しいマシンを持ち込むことは期待できないが、あらゆるエリアを改善するため全力を尽くすつもりだ」

キミ・ライコネン 決勝=7位
「難しいレースだった。一番の問題はグリップがないことで、マシンの正しいバランスを見つけ出すのがとても難しかった。2回ストップの戦略は間違った選択だったことが分かった。タイヤのデグラデーションのために最後までプッシュし続けることができなかったからだ。(スローダウンラップで無線で「誰の判断だ?」と言ったのは)疑問を解消したかっただけだ。大きな差はなかった。結局はライバルたちから大きく遅れてフィニッシュしたのだし、リザルトはそれほど変わらない。ここでは前回のレースよりはよくなった。今まで走ったサーキットとはコース特性が全く違っているためかもしれない。それでも6位と7位に満足することはできない。望んでいる位置からはあまりにも遠いからね。時間はかかるだろうが、ベストを尽くす。改善するにはどこに取り組む必要があるのかは分かっている」

ロマン・グロージャン 決勝=8位
「今シーズン、僕らはポイントを獲得するために苦労してきた。長い間レースをしてきたが、今回は僕にとって最もハードなレースのひとつだった。パワーユニットのトラブルを抱えながら走るためにやれることをすべてやった。トラブルのせいで他のマシンと戦うのが本当に難しい状態だった。サーキットに来ている全スタッフ、エンストンの全スタッフにとって、これまでのハードワークがついに報われる結果になり、本当によかった。まだ改善できるエリアはたくさんあるし、今日は路面コンディションが変わり、他にもいくつかる問題があったために、昨日ほどの速さがなかった。スイスでは今日は母の日なんだ。この入賞は母に捧げるよ!」

セルジオ・ペレス 決勝=9位
「今日の午後は本当にきつかった。だから2ポイント獲得という結果は悪くない。決勝では強力なペースを発揮し、タイヤのデグラデーションも悪くなかった。だからもう少しアグレッシブな戦略を採ってもよかったんじゃないかな。少し早めにピットストップをしていれば、あと数台の前に出られたかもしれない。いいペースだったからね。ただ、オーバーテイクはかなり難しかった。このサーキットは僕らにとって厳しい試練の場になることは分かっていた。だから大体予想どおりの結果と言っていい。7位か8位も可能だったかもしれないが、今回もまた入賞できたことに満足すべきだね」

ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=10位
「今日はダメージを最小限にとどめることを目指した。プラクティスセッションの時点で、ここは僕らが力を発揮できるコースではないと分かっていたんだ。だから2台揃ってポイントを獲得できたのはポジティブな結果だよ。タイヤのデグラデーションは大きく、マシンは走らせづらかった。でもレース終盤には全員が苦労していたと思う。3回目のピットストップをする必要が出てくると思っていたが、幸いタイヤが持ってくれたおかげで1ポイント獲得することができた。今週末集めたすべてのデータを活用し、今後のレースで向上を果たし、もっと強さを発揮したい」

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