F1第18戦ブラジルGPの決勝でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、レースを振り返った。

ニコ・ロズベルグ 決勝=1位
「最高の週末だった。3日間通してとてもいい感触を持てた。オースティンは本当に期待外れで、そこから学ぶ必要があったが、うまくやり遂げたと思う。ペースのコントロールがうまくいき、ルイス(・ハミルトン)をあまり近寄らせなかった。彼は素晴らしい走りをして、常にすぐ後ろでプッシュしてきた。でも彼がスピンしたため、少しリラックスして、スティント終盤に向けてタイヤを少しセーブすることができた。完璧にうまくいった。また僕らチームは1-2フィニッシュを成し遂げ、素晴らしい一日になった。フェリペ(・マッサ)がホームレースで表彰台に上ったのもよかったね。今週末、ブラジルのファンは僕らを熱心に応援してくれたし彼らにとっていい一日になった。アブダビで最高のフィナーレを迎えるのが楽しみだよ。自分はやれると100パーセント確信しているけれど、フェリペかバルテリ(・ボッタス)、あるいはルイス自身からの助けが必要なのは分かっている。オースティンの日曜は辛いものになってしまったから、改善しなければならなかった。(アメリカの)レースではいい仕事ができなかった。でも今日はうまくやれたから満足している。ルイスにオーバーテイクのチャンスを与えないよう、ギャップを保つ必要があった。オースティンと違ってうまくいったのでよかったと思う」

ルイス・ハミルトン 決勝=2位
「ミスをしたらがっかりするのが当たり前だし、今日僕はミスを犯した。でも正直言って、今日は素晴らしい気分だった。マシンは強力で、ペースがよく、諦めずにプッシュし続け、ギャップを縮めた。僕にとってはそれが一番重要だ。通常は「プッシュしろ」と言ったときにはチームはその周にピットに入れるつもりなので、言われたとおりプッシュした。でももう1周走らされて驚いた。かなりプッシュし続けたので、2周目を走るころにはリヤタイヤが終わってしまっていた。それでもリヤをロックアップさせたのは自分のミスだし、結局はそれによって勝利を逃した。あの時までは僕の方がずっと速かったし、ニコがピットインしたラップでは僕の方が1秒速かった。そのラップの最後にピットに入ると思っていたから(次の周ではタイヤが)完全に終わってしまっていた。それでターン4入口でリヤをロックアップさせ、スピンした。今週末2度目だ。誰のせいでもない、僕自身のせいだ。ニコ(・ロズベルグ)は素晴らしいレースをしたね。うまく防御し、全くミスをしなかった。僕に速さがあったのは明らかだけど、それは大きな問題じゃない。これがモーターレーシングだ。ポイント差を縮められたのは残念だけど、1-2フィニッシュの新記録を打ち立てることができたので、チームにとって素晴らしい結果だ。それにレースはとても楽しかった。マシンがただただ素晴らしく、僕が今まで経験した中で一番よかった。頑張ってくれたチームに心から感謝したい。アブダビでも同じようにプッシュする。今回のように最高のレースがしたいね」

フェリペ・マッサ 決勝=3位
「楽なレースではなかったが、母国ファンの前で表彰台に上ることができ、僕や家族、チームにとって最高の結果となった。ファンからすごいエネルギーをもらい、大きく後押ししてもらった。今日のマシンは強力で、一貫したペースで走れた。そのおかげで、2回のピットストップで問題があったにもかかわらず3位を維持できた。すごくハッピーだけど、自分のミスにはがっかりしている。5秒ペナルティを受けたことで、表彰台を失ったかもしれないからね。最初のピットストップでは誤ってリミッターを2回押してしまったせいでピットレーン速度違反となり、ストップ・アンド・ゴー・ペナルティを受けた。2回目のピットストップでは違うボックスに入ってしまった。今回のレースではガレージの位置が変わり、僕らは真ん中寄りに移動した。いつもと違ってマクラーレンの隣になって、しかも光の下では彼らのオーバーオールがウイリアムズと同じ色に見えて、間違ってしまったんだ。でもこういう問題があったにもかかわらず、最終的には表彰台に上れた。アグレッシブかつ優れた戦略と、競争力の高いマシンのおかげだ」

ジェンソン・バトン 決勝=4位
「判断の難しいレースだった。プライムタイヤでの最初のスティントではバルテリ(・ボッタス)とのギャップを維持するためにかなりプッシュした。それによってリヤタイヤがだめになってしまった。でも論理的に考えて、DRSを使い続ければ後ろのドライバーたちとの間にギャップを確立できると思った。そのかいはあったし、うまくいった。でも次のスティントではタイヤを労わるためにペースを落とさなければならなかった。最後のピットストップまではすべてがとてもスムーズに進んでいた。でもそのピットストップに関してうまく意思の疎通ができず、1周多く走ってしまった。それで表彰台のチャンスを失ったといえるかもしれない。フェリペ(・マッサ)についていくことができず残念だ。それでも素晴らしいレースだったことには変わりない。すごく楽しめたよ。中でもキミ(・ライコネン)とすごいバトルができたのはよかった。彼と戦うときには限界までプッシュしなければならない。それでいてやりすぎではだめなんだ。そういうバトルをしてすごく楽しんだ」

セバスチャン・ベッテル 決勝=5位
「いいスタートを決めたけれど、ターン1で行き場をなくした。ターン4にはいい思い出がなかった。2年前の出来事があったからだ(注:タイトルがかかった2012年最終戦、1周目の4コーナーでブルーノ・セナと接触して順位を落とした)。ターン4にケビン(・マグヌッセン)がどれぐらいアグレッシブに入って来るか分からず、スペースを空けすぎた。それでコントロールを失いワイドになって、コーナー出口でパワーをかけられず、ふたつポジションを落とした。その後はポジションを取り戻すために戦わなければならなかったが、主に戦略を使って順位を上げた。レース序盤には僕らの方がマクラーレンより速いと思って期待していたが、彼らは今日とても強く、ほぼ同じレベルだった。あとひとつ上げて4位でフィニッシュしたかったけれど、それでもいい結果だと思う」

フェルナンド・アロンソ 決勝=6位
「とても楽とはいえない週末だったが、レースの結果にはそれなりに満足している。競争力はさほど高くなかったにもかかわらず、たくさんのポイントを獲得できた。今日はデグラデーションがとても高く、ソフトを履いたファーストスティントは特に苦しかった。ソフトはグレイニングが発生して予想していたほど持たなかった。キミ(・ライコネン)を抜いたが、彼は2回ストップで走っていたので、あの時は僕のタイヤの方が新しかった。彼をオーバーテイクした後は、燃料をセーブしなければならず、それ以上は何もできなかった。(古いタイヤを履いていたライコネンが長時間にわたって抵抗したことで、自分はもうひとつ上を狙うチャンスを失ったと思うかとの質問に対し)それは全くない。全然不満になんて思ってないよ。キミをもう少し早く抜いていたとしても、終盤は燃料をセーブしなければならなかったから、セバスチャン(・ベッテル)と戦える可能性はなかった。キミの前でフィニッシュできると満足感が大きいんだ。今週末はメカニカルトラブルがいくつか出て苦しんできたが、予選でも決勝でも彼より上で終えることができた。とてもいい経験ができた。僕の方が1回ピットストップが多かったから、21秒を挽回しなければならなかったんだ。でも最後のバトルに関しては、僕の方がタイヤが新しくて有利だった。シーズンも残り1戦だ。最終戦アブダビでもコンストラクターズ選手権においてマクラーレンより上位を維持したいね。僕自身については、このポジションが自分にふさわしいと思う。他のドライバーたちの方がいい仕事をしているからね」

キミ・ライコネン 決勝=7位
「全体的にポジティブな週末だった。今日の決勝でもマシンの感触はとてもよかった。セカンドスティントで、2回ストップで走ればいくつかポジションを上げることができると分かった。でも2回目のピットストップで貴重な時間を失い、それによってポジションをいくつか落とす結果になった。レース終盤、(ジェンソン・)バトンと数周にわたって戦わなければならず、フェルナンド(・アロンソ)に追いつかれた時にはデグラデーションがひどく、彼を押さえ切ることができなかった。いい感触を持ってインテルラゴスを発つことができる。やるべきことはまだたくさんあるけれど、改善し続けているので、今後に向けて自信を感じられる」

ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=8位
「すごくクールなレースだったし、8位という結果には大満足だ。3回ストップのレースでは常にプッシュし続けるものだが、僕の場合、特に複雑な要素もなく、レースの大部分を単独で走行した。でもいくつかいいバトルもあって楽しめたよ。マシンのフィーリングは昨日までよりもよくなっていて、快適に走りプッシュすることができた。戦略に関してチームが正しい判断をしてくれたので、気温が高い中、タイヤをうまく使い、最大のパフォーマンスを発揮できた。フェラーリ2台のすぐ後ろでフィニッシュしたが、あと1周か2周あれば8位ではなく6位をつかめたかもしれない。でもこれがレースだから仕方ないね」

ケビン・マグヌッセン 決勝=9位
「残念ながら僕にとってあまりいいレースだったとはいえないね。タイヤのデグラデーションがひどかった。タイヤのケアに力を尽くしたけれど、今日はうまくやるのは無理だったようだ。後ろのドライバーに追い抜かれないよう防御に努めたが、フェルナンド(・アロンソ)やニコ(・ヒュルケンベルグ)は僕より速く、押さえ切ることはできなかった。なぜ今日うまくいかなかったのか、じっくり調べる必要がある。答えは見つかると信じている。ポジティブな点は、ジェンソン(・バトン)が大量にポイントを稼いだことだ。4位というのは素晴らしい結果だよ。彼にとってもチームにとっても本当によかった」

バルテリ・ボッタス 決勝=10位
「今回のレースではさまざまな問題に見舞われた。結局は僕の日ではなかったということだ。最初はシートベルトに問題があったが、1回目のピットストップで解決した。でもそこで大きく時間を失う羽目になった。2回目のピットストップでもロスがあった。とても難しいコンディションで、タイヤウエアが高く、どのマシンもグレイニングに苦しんだ。大きなグレイニングができて、かなりペースを落とさざるを得なかった。スライドし続け、あっという間にタイヤがだめになった。そのために最終スティントがとても長くなってしまい、追加のピットストップをせずに最後まで行くことを目指して走らなければならなかった。でも僕らチームはそれなりの数のポイントを取ることができた。フェリペ(・マッサ)はよかったね。彼がクルマから降りた時のファンの歓声はものすごかった。F1ではこういう日もある。体勢を立て直し、アブダビではトラブルフリーで戦えるよう心がける必要がある」

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